団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

AIJ投資顧問会社

2012-04-08 09:10:52 | 政治
                   AIJによる年金資金消失

                                          2012年4月8日(日)

 AIJ投資顧問会社が、厚生年金基金から年金資金を預かり運用していて約1200億円を消失してしまいました。

 年金資金の中には厚生年金の代行部分があり、この消失は企業が穴埋めをする決まりになっています。その企業の中にはそのため倒産するものもあり、さらにその倒産企業分の穴埋めは他の企業が負わされることになるので、連鎖倒産が起こる可能性が指摘されています。正に、年金資金消失によるドミノ倒産です。


 この問題の解決は、私は厚生年金の保険料増あるいは公的資金の投入になると思いますが、年金資金の運用に何の責任もない厚生年金被保険者や国民がその責任を取らされるというのは、不合理を通り越して不条理を感じます。


 もともと、企業年金の資金運用には1997年までは、「5・3・3・2規制」ということで、国債などの安全性の高い資産で5割、株式3割、外国建て資産(国債、株式)3割、不動産2割)という規制がありました。


 ところが、日米金融協議で「規制緩和」を要求され、投資顧問会社への投資一任を1999年に完全自由化してしまったのです。(しまったと気が付いても、もう遅い。)


 頭の良いAIJの浅川社長が、それまで認可されなかった業者しか許されていなかった投資一任業務が登録だけでできるようになった機を逃さないはずがありません。(彼は国会の参考人招致で、損失の穴埋めに私財を投入するかという趣旨の質問をされ、私財を投入したら責任があるということを認めることになると答弁しました。実に頭の良い人です。いや、悪賢いという言い方が当たっているか知れません。)


 大胆な推理ですが、AIJがどこにどのように資金を運用していたかということは詳しいことが分かっていません。「頭の良い」浅川社長のことですから、どこかに隠しているのではないかという疑惑が、私のような下衆な人間にはどうしても生じるのです。




 アメリカは、公的年金を非市場性の財務省証券で運用し、赤字を出したことがありません。
 一方日本では、年金積立金管理運用独立行政法人が運用していますが、実際は、日本やアメリカの信託銀行や投資ファンドに丸投げしており、何兆円もの損失を生じています。


 つまり、アメリカという国は、自国では年金資金の運用をリスクにさらしていないのに、他国にはリスク資産で運用するよう要求しているのです。

 一体、国会でどの政党がアメリカの要求する「規制緩和」に賛成したのでしょうかねぇ・・。


 私は、TPPでも似たようなことが起こりはしないかと、危惧しています。

 

 




 先の「規制緩和」が1990年代の日米金融協議で、年金運用市場の「開放」を求められ、年金資金の痛く先も、アメリカの要求で規制緩和されて

 

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まるまん 2012

2012-04-07 08:35:14 | 食べること
                      まるまん 2012

                                          2012年4月1日(日)

 まるまんは、昔からの馴染みの店です。本当は土曜日の昼は開けていないのですけど、クラス会の懇親会場として、提供してもらえました。


 料理は3500円でおまかせです。と言いながら、鍋を注文しましたけど。当日少し寒い日だったので、鍋は正解でした。


 男ばかり7人集まり、酔っぱらって転げる者がいたり、飲むは飲むはで3時間半! 私は例によって、途中から記憶喪失でいくら払ったか覚えていません。でも安いことは間違いありません。



 7人中働いている人が私を含めて4人でした。だんだん減っています。
 中には、辞めたいけど、引き留められている人もいます。私は70歳くらいまでは、働きたいです。

 現在、高齢者は65歳からとされていますが、この定義はぼつぼつ見直した方が良いのではないでしょうか。






・2012年3月24日、広島市南区。
 






 店内は、カウンターと、椅子席と、




 小上がりがあります。




 刺身はネタの新鮮なものを用意してくれていました。




 乾杯!



 ホタルイカです。



 なまこもぼつぼつ終わりでしょう。



 この量は、3.5人分ですが、全部食べちゃいました。





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税負担

2012-04-06 18:30:07 | 政治
                       税負担

                                          2012年4月6日(金)

 ここに一つのデータがあります。

 所得税は累進課税になっているのに、日本では所得が約1億円を超えると税率が下がるという奇妙な現象が起きているのです。
 例えば、1億円の人の税率が28.9%であるのに対して、100億円超の人の税率は16.4%となっているのです。

 これはどうしてかと言うと、配当・株式の譲渡所得は源泉分離課税で一律10%になっているからなのです。

 具体的例として、トヨタの豊田社長は1億3500万円の報酬と2億583万円の配当です。この金額には所得税と社会保険料合わせて5438万円がかかり負担率は16.0%です。

 一方、トヨタの社員の平均給与は約727万円で、所得税と社会保険料を合わせた負担率は30.8%となっています。

 実に社長は社員の半分!の負担率なのです。


 次に、所得5000万円以上の人の平均所得は1999年には9730万円でしたが、2004年以降は1億円を超えており、これらの人達の所得の合計が、全ての所得に占める割合(所得占有率)は、9.62%(1999年)から16.97%(2007年)に大幅に伸びています。


 一方、1999年に平均461万円だった民間給与は、2000年には406万円まで下がりました。



 日本は、富裕層が益々富を貯め込み、貧困層は益々生活が苦しくなる社会と言えます。



 ちなみに、先の配当・株式の譲渡所得に対する税率10%は、欧米では30%程度です。
 政府は、本来20%の税率を景気対策と称して10%(2013年12月まで)にしているのですが、20%を10%にしたら、どうして景気が良くなるのか、私にはさっぱり分かりません。

 私に分かるのは、富裕層の税率を上げ、低所得者の税率を下げれば消費が拡大するので景気対策になるだろうということぐらいです。
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大阪王将

2012-04-05 17:34:48 | 食べること
                      大阪王将

                                         2012年3月31日(土)

 妻が、自分の親が死んだ時より悲しいと言った友の死がありました。

 彼岸の日にはそのお墓参りをするのです。車で行く必要がありますので、私が駆り出されることになるのです。


 私も、親友を亡くした経験がありますが、信心深くないので、お墓参りはしたことがありません。もっともその親友は神道でしたので、墓参りに相当する儀式はあるのでしょうか・・。




・2012年3月18日、広島県呉市。








 私達が入った時は空いていたのですが、直ぐに満杯になりました。繁盛しています。



 このような形で、客とのコミュニケーションを図る店が増えています。



 160円也とは安いのですが、期日限定です。



 時間限定の禁煙です。




 210円也でも安いです。味も良いです。



 妻が注文した大阪ちゃんぽん麺690円也。



 私が注文した王将中華そば、490円也。
 塩分が他の店に較べ少なめでした。



 立派な経営理念です。「働く仲間が幸せ感を味わえる」
 スタッフに本音を聴いてみたいです。




・設備        ★★★★☆
・雰囲気       ★★★★☆
・味         ★★★★☆
・料金        ★★★★☆
・総合点  85点



 
 ところで、消費税はだれもが負担するから公平な税制と言われていますが、本当でしょうか?


 ここに総務省「家計調査2010年報」から作成した消費税の年収に対する比率のデータがあります。

・200万円~250万円    4.3% (200と250の中間値225に4.3%を乗じると96,750円になります。)
・500万円~550万円    2.6% (同じく中間値に2.6%を乗じると136,500円となります。)
・1000万円~1250万円   1.9% (同じく中間値に1.9%を乗じると213,750円となります。)
・1500万円以上      1.4% (1500に1.4%を乗じると210,000円となります。)

 上記データ中年収で最も少ないものと最も多いものを比較した場合、年収の格差は約6.7倍(1500÷225)もあるのに、消費税の格差は約2.2倍(210,000÷96,750)しかないということです。


 消費税は収入が少ないほど負担が重くなる不公平な税制だということです。


 もっと言えば、年収の多い人は、その収入を全部消費に回さず一部を「運用」しますから、消費税増税分程度は運用益で十分賄うことができるかも知れません。
 一部お金持ちは黙っていますが、消費税増税大賛成でしょう。消費税を増税しなければ、応能負担の原則によりお金持ちに税を負担してもらうということになるからです。

 
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宝 2012

2012-04-04 17:06:48 | 食べること
                      宝 2012

                                         2012年3月31日(土)

 私が一番よく行く、割烹です。

 板さんと気持ちよく話ができます。


 この日は、職場の同僚と一緒しました。この3月で退職するので、お別れの宴です。




・2012年3月22日、広島市中区。










 おまかせコース3500円也を注文。




 刺身は何時もネタが新鮮です。




 この日の鍋は、ハゲでした。













 私にはこの量がぴったりです。



 約2時間半をかけての食事でした。

 ここの板さんは、カウンター越しに食事の進展具合を観察しながら、タイムリーに料理を出してくれます。


 私達の後から入った二人組も同じコースでしたが、1時間程度で食事を終えました。それなりに料理を早く出してくれるのです。



 この職友とは、ほんとに心を許した付き合いをしてきました。
 職場を離れるのは、私にとってとても寂しく辛いのです。


 また一人、また一人と同年配の友達が去っていきます。

 しがみついているのは、自分だけか。(笑い)
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なか卯

2012-04-03 16:43:01 | 食べること
                      なか卯

                                         2012年3月31日(土)

 全国チェーン店でしょう。この3月に滋賀県に行ったのですが、滋賀県にもありましたので。

 典型的な安売りのファーストフード店です。

 どうしてこんな安売りができるのか、不思議です。




・2012年3月22日、広島市中区。










 きつねうどん、390円也を注文することに。



 店内は、昼前でお客さんは少なかったのですが、




 注文して、1分程度で出てきました。信じられない早さです。


 率直に言って、麺の味は良くないです。
 きつねの方は良かったですけど・・。
 値段相応です。



 リピイーター狙いでしょうが、私は2度と行くことはないでしょう。




 和風牛丼が290円也!
 牛丼は激戦区とは言え、これで、儲けはでるのでしょうか?
 あまりの安さに品質に疑問を持ち、注文する気持ちがでませんでした。




・設備            ★★★★☆
・雰囲気           ★★★☆☆
・味             ★★★☆☆
・料金            ★★★☆☆
・総合点      65点



 「安さ」以外のサービスはないものでしょうか・・。
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議員定数の削減

2012-04-02 17:24:22 | 政治
                     議員定数の削減

                                                                                             2012年4月2日(月)

 TBSのみのもんた氏が今日も○○の一つ覚えのように、「消費税の増税の前に議員定数を削減することが先ではないですか。」と持論をぶっています。

 私は、みの氏の市民目線に立った発言は評価していますけど、「議員定数の削減」を主張することには反対です。消費税増税と議員定数の削減は、何ら因果関係はありません。


 だいたい、議員が「身を切る」と言ったって、一人当たり約7000万円かかる議員経費を80人削減したとして約56億円です。消費税増税で増収になる金額からすればゴミのようなものです。真に身を切るというのであれば、まず議員歳費の削減とか、政党交付金を廃止することこそ必要です。



 日本の人口当りの国会議員数は、先進国の中でも少ない方で、アメリカと比較して多いという「識者」(寺島実郎氏)がいますが、州政府と合衆国政府がある国の議員定数とを比較すことはナンセンスです。


 結局、議員定数を削減することは、民意を削ることになるだけです。(国民全員が議決に参加することが本来理想だからです。)


 しかも、国民の民意を比較的正確に反映する比例区を重点に削るというのですから、ますます政治が民意からかけ離れ、その結果政治不信になり、政治が安定しないということになるでしょう。

 谷垣自民党総裁が見過ごすことのできない発言をしています。選挙区について、比例代表制にすると政治が安定しない、という趣旨のことを言うのです。じゃぁ、谷垣総裁にお聞きしますが、今の選挙制度は、小選挙区重点で民意を「集約する」という制度になっていますが、「政治が安定」していますか?だれが見ても1年に1回総理大臣が交代するという結果は。安定していない証拠ではないですか。




 比例区の議員定数を削減することは、結局、国民の多様な民意を削ることになり、一部勢力による独裁に近い政治が行われることになるでしょう。



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FT-Bh

2012-04-01 09:06:17 | 
                      FT-Bh
 
                                          2012年4月1日(日)










 「FT-Bh」とは、フューチャー・トヨタ・Bセグメント・ハイブリッドの略で、トヨタがジュネーブショーに出展したコンセプトカーです。

 この車が凄いのです。ただし、自動車雑誌ベスト・カーが言うように、2014年夏のデビューで140万円程度であれば、ですが。


 その凄さは、全長3985×全幅1695×全高1400、ホイールベース2570(各mm)と、アクアとほぼ同じサイズで、重量が786㎏と約300㎏!軽量化していることです。


 エンジンは、2気筒1000㏄で、ダウンサイジングの先駆者のフォルクスワーゲンもビックリの一気のダウンサイジングを行いました。


 その結果、CO2の排出量は、49g/㎞を達成しています。ヤリスハイブリッド(アクアと兄弟車で同性能)が79/㎞ですから、約4割という驚異的な燃費向上です。(更に、これまでトヨタが得意でなかった天然ガス車も用意されており、これは38g/km!となっています。)

 
 日本式にJC08モード燃費だと、アクアの35.4㎞/ℓに対して、約50㎞/ℓ!といったところでしょうか。


 この車には様々な技術革新が盛り込まれていると思いますが、私は重量の軽減が最も凄い技術だと思います。今やトヨタの最大のライバルのフォルクスワーゲン渾身のアップが929㎏ですから・・。極めつけは軽自動車との比較で、ダイハツムーヴの810㎏より軽い!

 

 この車の登場時期について、マガジンX誌は、ベストカー誌より約1年遅れの15年3月登場を予想しています。
 仮に3年後として、実際に発売されるモデルは、コンセプトカーに較べて重量も増え燃費も落ちると思いますが、その9割程度の達成でも、他社に対して数年のアドバンテージを持つ車になるのではないでしょうか。

 
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