水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

バンドレッスン

2009年05月14日 | 日々のあれこれ
 試験前最後の練習は、今年度最初のバンドレッスンだった。
 課題曲は2と決めてから、いろいろ策を練っていた。
 このへんは譜面の指示よりももっと音量をおとしてから盛り上げるといいだろうかとか、ここはこっちのパートを思いきって吹かせようとか、この部分のハーモニーの進行はこう考えればいいだろうとか。
 今日レッスンをうけてみて、そのまえにやるべきことが明確になった。
 というか、わかってはいたのだが、潜在意識が見えなくさせようとしていたかもしれない。
 まず音符を吹けないとだめ、そしていい音で吹けないとだめ、そして、もっとバンド全体でいい音楽をつくろうという気持ちが強く表れないとだめ、という、もうほんとに基本的な点だ。
 言われてやる、おこられてやるではいけない。部員の精神性がまだ下級生のままだというお言葉も帰りがけにいただいた。
 まさにその通りだと思う。
 おれもあまかったかもしれない。というかのんびりしてたかもしれない。
 指導してもらえれば、上手にしてもらえるのではというあまい期待をいだいてしまっていたのかもしれない。
 しかし、やるべきことはわかったし、どうすればいいかも教えていただいた。
 それはきわめて地道な練習方法ではあるが、部員のみんなが「これをやればいい」と納得していることはみてとれた。
 どうやればいいかを教えないといけないのだ。
 学習内容ではなく、学習方法を。
 授業だと、まだまだ一から十まで教えないといけない場合が多いが、部員は、しかも上級生達は、やり方を習えばやれるであろう。
 そう期待したい。
 それでくじけそうになったら、それを支えるというのが一番の仕事になるといいのかもしれない。
 
コメント
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