水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

Shaft

2009年05月31日 | 日々のあれこれ
 車の中でくりかえし聴いたので、実は「Shaft」は少しあきてきてたけど、今日全員で合奏してみたらあらためていい曲だと感じた。
 非常にシンプルで、ゲームミュージックみたいな感もあり、えらい先生だと、底の浅い音楽だなと言われる方もいらっしゃるかもしれない。
 音楽的深さってなんだろ。
 たぶんそういうものはある。
 ただし、それは難解か平易かで規定されるものではない。
 前も書いたけど、バーンズ3番の3楽章はレミファファミミーなのだ。
 チャイコフスキーの白鳥の湖だって、一番有名なメロディーは音階だ。
 絶対的な「深さ」などというのはないかもしれない。
 「Shaft」はたしかに平易な曲にはみえ、すごい名曲とまではいえないと思うが、100人ぐらいで演奏してみると、なかなか心打つものがあるのだ。
 つまりシチュエーションかな。
 何ではなく、誰と、どんなふうにが大事だという。
 ちがうか。誰が、だな。
 ちょっとしたメロディーも、すごいプレーヤーが演奏すれば名曲になる。
 チックコリアがAを一つ叩くだけで名曲にきこえるように(なんてかっこよさげな例をあげてみた)。
 今日のは「大人数で」という「誰が」だったのだ。
 一人一人のグレードがあがればとんでもないことになるのではないだろうか。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする