水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

新型インフルエンザ

2009年05月19日 | 日々のあれこれ
 昨日、今日にも関東でも発症する、そうなったらとんでもない規模の感染者が出てもおかしくない的な発言を複数耳にしたが、いまのところ関東の高校生たちはだいじょうぶなようだ。
 大阪の小中高校が一斉に休校することとなり、高校生たちがカラオケボックスに列をつくっているという。
 これも十分予想できることだ。
 一週間、自宅でおとなしくしてなさいと言われて、はいそうですかとみんな言うことを聞くなら、先生は苦労しない。
 いまの季節だからカラオケボックスだが、秋以降だと、この休校期間を利用して特別講習会を開く塾とかが出現してまた物議をかもしたりするんだろうなあ。
 7月に休校になったら、こっそりコンクールの練習をする部もあるかもしれない。
 「感染のおそれがあるのでなるべく海外にいくのは自粛しましょう」という声をききながら、飛行機にのりこんでいく多くの人々、1000円だからと渋滞にはまりにいく多くの人々、外出るなと言われながらカラオケボックスに行く若者達、休校を指示しながらどう収束させていいかわからなくなっている厚労省 … 。
 平和な国だな。
 だから、インフルエンザが実はものすごい威力にかわったとの報道でもでれば、いっしゅんにして大パニックになり、マスクは闇で何千円かになるなんてこともおこるかもしれない。
 
 試験前で練習が休みなので、昇降口をそうじしていると、帰っていく吹奏楽部員をみかける。
 彼らが明るいうちに帰るなんて。
 何人かに手を振ってさようならをしてたら、しみじみいい気分になってきた。
 しかし、部員には手を振り、そうでない生徒には手を振らないというのでは差別と言われるかもしれない。
 でもみんなに手をふるのは皇室みたいだし。
 「おれ、担任の先生に少しひいきされてるな」とクラス全員が思っている状態をつくるのを目指す、と向山先生のご本で読んだ。
 これも教師たるものの目指すべき大きな目標であろう。
 

コメント
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