試験前、ある生徒さんのノートがすごくきれいにまとめられていて、きれいにまとめてあるなあと感嘆の声をもらしたものの、一番書いてほしいことが書かれてなくて、ただちに全員に確認し、書いてもらった。
漢文「隗より始めよ」での話だ。
「況んや~をや」の解説をした。
「Aすら且つ~、況やBをや」という、専門用語で「抑揚形」と言われる表現だ。
黒板に当然この句法をまず書く。
そして例文をあげて読めますかと問うた。
ここで写させて、自分で訓点をつけてみなさいとするべきだった。
「新庄且活躍、況松井乎」という例文を使った。
これこそ、ノートしないといけないのだ。
教科書にも参考書にも書いてないことなのだから。
公式だけ写せばいいのなら、プリントして配った方が早い。
大事なのは具体例だ。
ちなみに今使っている問題集には、
「Aすら且つB、況んやCをや」と説明されている。
すぐれた格闘家は、すっと対峙した瞬間に相手の技量を見抜く。
ステージに入場してきた雰囲気でバンドの力量がわかるのと同じで。
このページをみたとき、問題集を作っている方のおおよその技量が垣間見えた。
次元をそろえて、または意図的にかえて、言葉をつかえるかどうかが、説明の基礎である。
AとBとが△で、aとbとは□なんだよ、って整理してあげることを説明とよぶ。
抑揚形は、AもBもx(エックス)なんだけど、Bの方がよりxだよね、と言わねばならない。
代ゼミの宮下先生は「Aすら且つ~、況んやA’をや」と言うくらいだ。
これだと差が少なすぎる気がして、A、Bを使っているが、その後にCはもってこれない。
「新庄すら且つ野茂、況や松井をや」になってしまうから(なんとなく通じそうだけど)。
わかっているかどうかは、どれだけ具体化できるかだ。
これはわが師、宇佐美寛先生にお教えいただいた。
楽譜も、いかに具体化していけるかなのだろう。
目の前にある音符の羅列はかなり抽象度が高い。
数学に近い。
音符を読み、フレーズを理解し、表現記号の意味をつかみ、自分でビジュアル化しという基礎作業をまずやる。
うちの部は、ここでまずつまづく。
さらに、そこから具体的な映像が浮かび上がるくらいになったなら、音楽が生まれてくる。
漢文「隗より始めよ」での話だ。
「況んや~をや」の解説をした。
「Aすら且つ~、況やBをや」という、専門用語で「抑揚形」と言われる表現だ。
黒板に当然この句法をまず書く。
そして例文をあげて読めますかと問うた。
ここで写させて、自分で訓点をつけてみなさいとするべきだった。
「新庄且活躍、況松井乎」という例文を使った。
これこそ、ノートしないといけないのだ。
教科書にも参考書にも書いてないことなのだから。
公式だけ写せばいいのなら、プリントして配った方が早い。
大事なのは具体例だ。
ちなみに今使っている問題集には、
「Aすら且つB、況んやCをや」と説明されている。
すぐれた格闘家は、すっと対峙した瞬間に相手の技量を見抜く。
ステージに入場してきた雰囲気でバンドの力量がわかるのと同じで。
このページをみたとき、問題集を作っている方のおおよその技量が垣間見えた。
次元をそろえて、または意図的にかえて、言葉をつかえるかどうかが、説明の基礎である。
AとBとが△で、aとbとは□なんだよ、って整理してあげることを説明とよぶ。
抑揚形は、AもBもx(エックス)なんだけど、Bの方がよりxだよね、と言わねばならない。
代ゼミの宮下先生は「Aすら且つ~、況んやA’をや」と言うくらいだ。
これだと差が少なすぎる気がして、A、Bを使っているが、その後にCはもってこれない。
「新庄すら且つ野茂、況や松井をや」になってしまうから(なんとなく通じそうだけど)。
わかっているかどうかは、どれだけ具体化できるかだ。
これはわが師、宇佐美寛先生にお教えいただいた。
楽譜も、いかに具体化していけるかなのだろう。
目の前にある音符の羅列はかなり抽象度が高い。
数学に近い。
音符を読み、フレーズを理解し、表現記号の意味をつかみ、自分でビジュアル化しという基礎作業をまずやる。
うちの部は、ここでまずつまづく。
さらに、そこから具体的な映像が浮かび上がるくらいになったなら、音楽が生まれてくる。