一年の授業がはじまったため、大講堂にこもってずっと合奏。
個人練やパート練の時間がもっとほしいという声を平生よく耳にするが、こうして長く合奏してみると、やはり合奏は効果があると実感する。
できてないことが、みんなの前であきらかになる。
できてない部分がどうできてないのかもその都度指摘してあげられる。
やみくもな個人練は、よくない状態のものを繰り返す時間になってしまう危険性があるから。
なんでも同じかな。
仕事でも、勉強でも。ちゃんとしたやりかたを知らなかったり、ちゃんとしているというのがどういう状態かを知らなかったりする場合、よくないものを繰り返して身体にしみこませてしまう。
ナビゲーターの存在がいかに重要かだ。
おれ程度でも教えられることがまだまだ山ほどあるので、合奏の時間を長くとるのは大事だと思った。
問題はこの先、その時間そのものがとれるかということだ。
つまり、合奏の目的は、だめだしではなく、だめだしをし、それをどう直せばいいかを体感してもらう場ということになる。
やっぱり、授業も同じだ。
わかってないのが何なのかを気づかせ、その解決法を教える。
そうしてはじめて自力で解決できるようになる。
合奏のあと、今年度はじめてのミニコンサート。
無理矢理の勧誘、一年生が完全にひいているようなノリで、40人ぐらい見学者がいたのは、初回として成功だ。
この勢いでやっていけるといいな。