水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

4月25日のショックな出来事

2011年04月26日 | 日々のあれこれ

 部活オフだったので、お江戸にでた。
 となれば、久しぶりにカレーいっとくかと思って、新宿東口は三越裏の路地に入り、いつものGOGOカレーを目指す。
 なんか、雰囲気がおかしい。
 店構えも同じ、内装も同じ、店の前に掲げられたメニューの写真もほぼ同じ。
 なのに店の名前がちがう。
 「あきばカレー工場」。どうしたの?
 GOGOカレーさんの経営状態が悪化したとは、いつものお客さんの入り具合から想像できない。
 何があったのだろう。
 とりあえず入店し、カツカレーの食券を買った。
 内装が同じどころか、使っているコップも福神漬け入れも前と同じだ。
 思わず「ここはGOGOカレーとは全然ちがうお店なんですか?」と聞くと、そうですと言われる。
 「でも、同じ金沢カレーなんで、試してみてください」と愛想よく答えてくれた。
 GOGOカレーさんとはちがい、店員さんは皆日本人のようだ。
 コンセプトが同じであることは、メニューとその写真を見てわかっていた。
 銀の深皿に濃いめのカレールー、カツの上にソースがかかり、千切りキャベツがそえられているものをスプーンではなくフォークで食べる様式。
 コンセプトが同じっていうのかな。
 そんなんじゃなくて、こういうのは換骨奪胎とか同工異曲とかいうんだっけ?
 ちがうな、それではいい意味になってしまう。
 供されたカツカレーを見て、食べる前にわかった。
 まがいもんであることが。
 あまりにも粗いキャベツの切り方を見ただけでがっかりした。
 まずカレーを一口。味自体は悪くない。というか普通。
 普通じゃだめなんだよ。
 おれが食べたいのは、もっとこってり濃くて、一口食べた瞬間にガツーンとくるのなんだよ。
 こんなうまいカレーないよねと思いながら食べてると、後半はけっこうキツくなってくるぐらいなのが食べたいの。
 食べ終わると、これでしばらく来なくていいやと思うものの、すぐに無性に食べたくなるくらいの中毒性を有するもの。
 それがGOGOカレーだ。金沢カレーの完成形だ。
 食べ始めると、粗切りキャベツから出た水がカレーの上にだらだらと流れてくる。
 せめてカツが水浸しにならないようにと思って高台に避難させたけど、流れ来る水流はもはや堤防をものともしない。
 だいたい、このカツ何?
 あきらかに成型肉じゃん。このカツを食べるならわざわざカレー屋さん来る必要がない。
 駅蕎麦のカツカレーでもいいのだ。
 ごはん少なめのミリ盛りカツカレーが700円。
 GOGOカレーは昼間なら600円。
 100円高くなって、このパフォーマンス。
 まがいものと断じてしまうことを一体誰が非難できようや。
 けっしてまずいとは言わない。
 基本的にカレーをまずく作るのは難しいものだし。
 しかし、お客さんは正直だ
 混む時間帯でなかったとはいえ、入店時に自分一人。
 そのままずっと一人で、おれが帰り際に一人来ただけだった。
 GOGOカレーでは、5のつく日にはトッピング券がもらえる。
 すると、次に来るときはふつうのカレーを頼んで、カツカレーが食べれる。
 このお店もそんなシステムまでまねているのだが、配布は1のつく日だそうだ。
 今日、なんのために来たと思ってるの。
 5の日に配れよ。でも、もらっても、もう来ないかな。
 無理に吹奏楽話にしなくていい気はするのだが、クラシックアレンジものを、こんな風にしちゃいけないなって思った。

コメント (1)
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