水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

4月24日、実り多き一日

2011年04月24日 | 日々のあれこれ

 本校演奏時の照明プランを前々日にFaxするはずだったのを忘れてしまったので、9時には現地につきたかった。
 日曜の朝に渋滞はなさそうだとはいえ、念のため7時半ころ出発。
 途中でナック5から「微笑がえし」が流れてきて号泣。
 16号を順調に東進する。案内板に「柏」とか「千葉」とかでてくると、なるほど春日部は東部地区だなと思う。
 野球の応援で来て以来かな、春日部は。
 その時16号でよく見かける山岡屋というラーメン屋さんが気になったが、先日池袋店に入ってみて、無理に入らなくてもいいお店であることはわかった。
 予想どおり1時間くらいで到着する。
 搬入口のトラックの横につけていると、春日部女子の生徒さんが数名歩いてくる。
 マイクロを降りて、「おはよう」と言うと「おはよう」と言う。
 「だれ? 運転手さん?」的な視線だった。
 顧問の先生のお姿などは見えないので、会館まわりを歩いてみたり、車にもどって新聞を読んだりしているうちに開館時間となり、本校部員の姿もちらほら見えたので、楽器をおろしはじめる。
 いただいた楽屋にいると、向こうの部長さんが訪ねてくれて、お弁当の用意もありますと声をかけてくれた。わーい。一応おにぎり買ってきたけど。
 ステージでは山台組が始まっている。
 男子にも手伝ってもらおうかと思ったが、人手はあるようだし、部員さんが自分たちでやっている様子がわかったので、そのままにした。
 うちの演奏会だったら、どうだろう。「おい、そっち早くもってこいよ」とか「やることないなら邪魔すんな」とかつい叫んでしまってる気がして、おそらくそれがない分、手際がいいとは思えないが、ほのぼのと準備がすすんでいたのであった。
 ただ叫ばなくてもいいけど、顧問の先生はやはり見てるべきではなかったか。
 万が一生徒さんが怪我でもしたらどうするのだろうと心配したが、公立の先生には、そのへんに全く無頓着な方がいらっしゃることは重々承知しているので、そういう方なんだと思うばかりである。ある意味うらやましい。
 少し経ってから春日部女子高校さんの基礎合奏を聴く。
 今年A部門に出場すると聞いたから、直接のライバルとなるのだ。
 どのパートも充実した人数がいて、うらやましい。基本的に2・3年生の演奏なので安定した音がする。
 ここに1年生50名弱が加わるのだ。多くの3年生が引退するとはいえ、A部門に出場するのは必然だろう。
 そのまま3部のリハーサルを見学させてもらったあと、本校のリハとなる。
 春日部女子さんを聴いたのと同じ客席位置で、基礎合奏の音を来く。
 「やべ音ちいさい」となることを心配してたが、杞憂だった。
 今日は調子いいかもとも思った。けっこうチューニングもあっている。おれがああだこうだ言わないほうが、いいのかもしれない。
 ただ音はそれなりに出ているが、あらっぽい。
 ルパンなどはなんとなく吹けるから余裕をみせてしまって、ばらばらだ。
 そのへんを注意したせいか、本番ではけっこう修正してくれていた。
 結果としては、春日部女子「外部コーチ」S先生にもほめてもらえるぐらいの演奏になった。
 本来なら、3月末の演奏会で3学年で演奏する予定だった曲だ。
 それを2・3年、つまり3月時点の1・2年で形にできたのがよかった。
 春休みにじゅうぶん練習できなかった分が、本番を設定できたおけげでかなり取り返せた。
 春日部女子高校さん、ありがとうございました。

コメント
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