1月1日。表日本の人にはわからないだろうが、大晦日からいかにも「雪起こし」という雷が鳴っていた。
案の定、雪が降りつもっている。最近のお正月にしては大雪の部類になるだろう。さすがに車を借りて出かける気にはなれず、文字通り寝正月で過ごしながら、ときおりテレビでお笑い番組を観る。
ふだんバラエティではよく見かけるものの、ネタはほとんど見たことないグループのネタを見れて楽しい。
しかし、そんななかにオール阪神巨人さんが出てきたときに安定感は、さすがとしか言いようがない。
若い人たちに比べ、ぼけの数も少ないし、ハイスピードでとばしてくるわけではないのだが、いつしか彼らのリズム感に身を委ねている。結局は声質とリズムなのだ。志ん朝師匠の落語もそこが圧倒的だった。
聞いているだけで心地よい声とリズムがあれば、中身はむしろ気にならないレベルに達するのかもしれない。
夕方は妹夫婦がきて宴会。恒例の家族麻雀は、例年のごとく自分の一人負けになりつつあったが、2回目の最終局がいい感じになった。配牌はよくなかったのだ。あきらめることなく粘っているうちに、一枚ずつだった三元牌の二つが対子になり、そのひとつをないたら、残りも対子になって小三元が確定し、さらに粘って混一色とチャンタもつけて弟からあがる。なんか今年は地道に粘ってみようという気持ちになれた。