LHRの時間は、1、2年生合同集会で、「認知症について学ぶ」という企画だった。
介護支援に従事されている新所沢清和病院の有井先生に来校していただき、認知症とはどういうものか、どう対応すべきかというお話をしていただいた。
細かい内容は資料を読んでもらって、根本的なことだけ話しますね、というスタンスで大変わかりやすかった。
とくに心に残ったのは「認知症であっても感情は同じ」ということばだ。
認知症であっても、感情は動く。喜びも悲しみも。腹が立つこともあればむかつくこともある。
出来るはずのことができないとき、自分に対して腹が立つこともあるだろう。
そんなとき、教えてやる、助けてやるという姿勢で接しられたらどう思うかということだ。
「自分が認知症になったとき、もしくは自分の大切な人が認知症だったとき、他人からどう接してほしいか、それを考えることがすべての始まりではないか」というお言葉に深く納得した。
1 驚かせない 2 急がせない 3 自尊心を傷つけない
認知症の人への対応の三つの心得と紹介されたこの言葉は、他人と接するにあたっての心得と一般化しても何の問題もない、というか大事な三つではないか。
とくに私達が生徒さんと接する際に気をつけないといけない。
教師と生徒は制度上の上下関係はあるけれど、それを人としての上下と勘違いしてしまいがちだから。
「こんなこともわかんないのか」「できないのか」というニュアンスで声を荒げたりしてはいけない。
もちろん気をつけてはいるつもりだけど。
授業中ほとんど出さない大声を部活では発してしまうけど、それは「ちゃんと練習してきたらもっとできるはずだ」「こんなことを乗り切れない君ではないはずだ」という気持ちで言っているつもりだが、ちゃんと伝わっているかどうかは自信がない。
午後は、「にじの家」ふれあい祭りに向けての合奏、楽器のレッスンなど。
レッスンの先生をお送りし、少し遅れて「吹奏楽部保護者会懇親会」へ。
駆けつけ三杯で歌わせていただいたのは「365日の紙飛行機」で、好評だった(と思う)。
座席を示す紙が似顔絵入りで置いてあったのだが、なんかいい人っぽく書いてくださっててうれしくて、大事にとっておこうと思った。
みなさま、ありがとうございました。