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本屋大賞 決定 「天地明察」

 大賞は冲方丁の「天地明察」、今年は私の予想が当たってしまった。予想を始めて初めてのことだ。今年は、それだけこの本の面白さがずば抜けていたということだと思う。「時代小説」はこれまで受賞したことがないので、難しいかもしれないと思ったが、そうしたハンディを乗り越えての受賞だ。この本の素晴らしさは文字通り「文句のつけようのない面白さ」で「とにかく読めば判る」という感じだ。
 これまで大賞を当てたことはなかったが、毎年私が良かったと感じた本は概ね上位にランクされている。今年も私の1,2,3、4位が1,3,5、6位とほぼ上位に入った。やはり自分が面白いと感じる本は、審査員の方々も面白いと思われる、という事実が確認できたように思う。2,4位は「小品すぎる」と感じた作品だった。軽めの作品が上位にくる傾向は、まだあるようだ。
 ところで昨日、NHKの「タイムスクープ」という番組で、「天地明察」を意識したような内容の話をやっていた。この本はもう社会現象になりつつあるのだろうか。
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