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ビブリア古書堂の事件手帖2 三上延

第1巻と同じく、古書に関する謎解きと薀蓄がメインの短編集だが、それぞれの話に必ずひとひねり、ふたひねりがあって面白い。また、古書に関する薀のも方も、いろいろバラエティがあって楽しめる。本書の最後に著者の作品一覧が掲載されていて、その数の多さに驚かされた。しかも、すべて100%ライトノベルと判る題名ばかりが並んでいる。要するに、この作者はその世界では結構有名なのだと思われる。以前、これからはライトノベル出身の作家が活躍しそうだということを書いた気がする。この作者がそれに該当するかどうか定かではないものの、ライトノベルで文章を磨き、実績を積んでから普通の小説へという才能がこれからもまだまだ出てきそうな気がする。(「ビブリア古書堂の事件手帖2」 三上延、メディアワークス文庫)

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