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万能鑑定士Qの事件簿Ⅴ 松岡圭祐

今回は、主人公がパリに鑑定修行に出かけた先で起きた事件を扱った物語。修行の身、舞台が外国ということで、これまでの作品に比べると、超人的な鑑定能力を披露する場面は少ないように思われるが、このように舞台を変えたりすることで、マンネリ化を避けているのだと思われる。主人公が鑑定士になる前のことをよく知る人物を登場させているのも同様の工夫の1つだろう。今流行の咳のでる風邪にかかり、昨夜から寝たり起きたりで過ごしているが、そんななかでも楽しめる軽い読み物として面白かった。(「万能鑑定士Qの事件簿Ⅴ」 松岡圭祐、角川文庫)

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