書評、その他
Future Watch 書評、その他
カレンダー
2012年11月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | 3 | ||||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | ||
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | ||
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
サイン集(559) |
コレクティブル(495) |
読んだ本(2934) |
映画、観劇、音楽、その他(257) |
Weblog(2) |
最新の投稿
死の貝 小林照幸 |
未整理な人類 インベカヲリ |
寄席 お笑いぱっちり倶楽部 |
漫才 寄席漫才の底力 |
シュレーディンガーの少女 松崎有理 |
ラグビー 横浜キャノンイーグルスVSクボタスピアーズ |
漂流老人ホームレス社会 森川すいめい |
その復讐、お預かりします 原田ひ香 |
嘘つき姫 坂崎かおる |
大ピンチずかん2 鈴木のりたけ |
最新のコメント
htsunai/絵画展 コートールド美術館展 |
芋田治虫/王室と不敬罪 岩佐淳士 |
omachi/いつかの人質 芦沢央 |
Unknown/古書店アゼリアの死体 若竹七海 |
野っ原/ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 |
mimizuku/三月 大島真寿美 |
岡本 絵里奈/ミャンマーの柳生一族 高野秀行 |
神崎和幸/おれは非情勤 東野圭吾 |
bigboss/1959年 ワールドシリーズ |
衣恵/るり姉 椰月美智子 |
最新のトラックバック
ブックマーク
goo
最初はgoo |
プロフィール
goo ID |
yb2007 |
性別 | |
都道府県 |
自己紹介 |
非公開 |
検索
gooおすすめリンク
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |
遠くの声に耳を澄ませて 宮下奈都
以前読んだ「スコーレNO.4」がすごく面白かったし、次に読んだ「誰かが足りない」も大変良かった。自分にとっては信頼のおける作家だ。たまたま本屋さんで見かけたので読んでみた。「スコーレNO.4」の直後に書かれた初期の作品とのこと。「スコーレNO.4」のような鮮やかな印象の作品ではないが、読んでいると、「いい小説だなぁ」という充実感がじんわりと湧き上がってくる。形式は、それぞれの短編の登場人物が微妙に重なっている連作短編集。どのように重なっているのかは、紙に書き出してみないと整理できないほど微妙だ。読み進めていて、登場人物がいくつか重なっていることは判ったが、読み終えてから解説を読むと、そこに重なり具合がまとめられていて、そんなに重なっていたのかと驚かされる。ここまで微妙だと、著者が読者に対して気づくことをどの程度期待しているのかも微妙な気がする。1つ1つの短編については共感できる度合いも違うし、好き嫌いもある。個人的には、最初の1篇と最後の1篇が特に良かった。(「遠くの声に耳を澄ませて」 宮下奈都、新潮文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )