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本屋さんのダイアナ 柚木麻子

2人の少女の物語。育つ環境も性格も全く異なる2人だが、どことなく1人の人間の2つの側面をきているようでもあり、色々な人を通じて2人の人生が絡み合ったりするところが、読んでいて非常に面白く感じた。これまで読んだ著者の「職業小説」とは趣がかなり違うが、話の軽快さ、ユーモアは相変わらずだし、話の展開もうまいなぁの一言だ。私は「赤毛のアン」を読んだことがないので良くわからないが、ちょうどNHKの朝の連続テレビ小説でやっている「花子とアン」とダブる部分も多いようで、そのあたりを詳しく知っている人には別の面白さがあるのかもしれない。(「本屋さんのダイアナ」 柚木麻子、新潮社)

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