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現代アート経済学 宮津大輔

「普通のサラリーマンが「現代アート」のコレクションをしていてそれについて語った本」というのが前作の触れ込みだったが、本書を読むと、「普通のサラリーマンyというのが話題作りのための虚構だったのではないか疑いたくなるような、充実した内容の1冊だった。「普通」というのは単に「年収的にはその程度」という意味であり、知識としてはプロ並みということだったのか、前作が売れたおかげで「普通のサラリーマン」ではなくなってしまったからなのか。いずれにしても帯に書かれた日産ゴーン社長の言葉通り、「その知識は只者ではない」と思った。(「現代アート経済学」 宮津大輔、光文社新書)

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