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寄生獣1・2 岩明均

大昔に単行本で読んだ記憶のあるコミックの再読。最近TVでの放映が始まったようだし、(昔ブームになったのかどうかは知らないが)何かブーム再燃のような感じなので、読んでみることにした。昔読んだ時の記憶では、もっと幻想的な話だったようなイメージがあるのだが、今回読んでみるとそうした幻想的な要素はほとんどなく、日常生活の中に潜む恐怖という感じの物語で、ある意味びっくりした。昔読んだときの印象というのはいったい何だったのか不思議だが、読む年齢によってこんなにも印象が違ってしまうのかというところにも驚かされた。「文庫版1・2」とあり、3・4・5と続いていくのかどうか、そこのところは不明だが、意図的にせよそうでないにせよ「ブーム再燃」ということであればそれなりの「名作」なのだろうとは思う。(「寄生獣1・2」 岩明均、講談社文庫)

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