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オンライン講演 星はなぜ爆発するのか?

久しぶりに物理学関係のオンライン講演を視聴。講師は国立天文台の先生。内容は、超新星爆発の基本構造とその研究状況の解説。これまでに解説本で読んだ「太陽より重い恒星が超新星爆発を経て中性子星になるまでの仕組み」について頭の整理ができた気がする。また、研究状況については全く初めて聞く話ばかりで素人には難解だったが、観測精度とスーパーコンピュータ能力の向上で、超新星爆発のメカニズムを解明しようとする研究が進み、色々なことがわかってきたことは理解できた、研究の過程で色々な仮説が登場したが、講師らの研究により、ニュートリノ加熱だけではエネルギーが足りない問題が星内部の不均一さからくる対流によって説明できること、爆発によって陽子過剰な原子核が生成されて鉄、チタン、クロニウムなどが形成されることなどが説明された。十分に理解できたとは言えないが、とても面白い講演だった。

①超新星爆発の基本構造 
 太陽くらいの恒星:赤色巨星→白色矮星
 太陽より重い恒星:超新星爆発→中性子星、爆発しない→ブラックホール
②研究状況(観測精度,スパコン向上で研究進展)
 エネルギー不足問題:ニュートリノ加熱+対流で爆発
 爆発→陽子過剰な原子核→Cr,Ti,Fe形成
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