最近の『サンデー・モーニング』を見ると、岸井成格氏が逝ったからなのか、コメンテーターの言葉が死んでいる。招かれる人も政権への忖度がめだつ。この形式のジャーナリズムらしきものがそろそろ終わりを迎えるのかも。
かつて大学を出た時に一流金融会社に就職した者たちが、20年経って会ったら、昔の会社名の者が誰一人居なかった。しかし、メディアは4大紙、6大紙、その系統のTV局等、全く変わらなかった。
メディアは政治と適当に持たれ合って、相互に競争をせずに、価格、休刊日、官公庁記者クラブ等の談合体質にどっぷり漬かり、自らに徹底して生ぬるかった。そんな人たちが政治への正当な批判者になれるのかな。批判精神を失えば、ジャーナリズムが亡失し、メディアの存在意味がなくなるのではないか。