官僚は官邸を忖度しないで、時として自分の利益のために悪いことをする、という標本を世間に差し出した。子供の幸福を願わない親はいない。その感情を逆なでする事件として、森友・加計で鬱屈している東京地検の告発を許した?いや、させたのかもしれない。
森友・加計問題を薄めるための、官僚独自犯行論を実証する逮捕劇で、いつもの悪辣な印象操作ではないか。そんな気がする。また、そう想像させてしまう現政権の印象でもある。
マスコミが騒ぎたい餌を与えた。反面、オウムの死刑執行と大災害時の非情時に、「赤坂自民亭」でのだらけた飲食に対してマスコミの喰い付きが悪い。マスコミこそ政権に忖度しているのか。この行きつく先は、戦前と同じになってしまう。
悪知恵ばかりの現政権。これほど国民をバカにし、騙し続ける政権は今までになかった。そういう意味で憲政史上に永く名を残す政権であることはまちがいない。