玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

未必の故意

2021-03-30 11:01:11 | 政治

或る事実が発生すると思いながらも、発生しても仕方がないと認めて行為する心理状態を「未必の故意」というのだそうだ。

衆目の予想外、閣議決定からの憲法の切り崩しが成功した後だった(→2014・7・1、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更が閣議決定された)

2015年1月、後藤健二さんがイスラム国に囚われているのを知っていたが、中東訪問で「イスラム国の脅威の為に2億ドル出す」と演説した。

それが引き金になって、後藤さんばかりか、一緒に人質となっていた湯川遥菜さんも殺された、と孫崎享は言った。

その事を思い出して、当時のニュースを見ていたら、ISからの身代金も2億ドルだったことを知った。まさに当てこすりだ。未熟な人間の確定的故意だ。

その後、彼は自分のやったことは棚に上げて、「罪を償わせる」と発言した。

それを聞いた時、ぎょっとした。何を根拠にその言葉を言ったのだろうか。

お前は回教徒か?キリスト教徒か? この言葉は仏教にはない。一種の宣戦布告だ!

あれ以来、この国は階段を右傾へと大きく踏み外した。

 

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