玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

コロナとの戦争

2022-02-21 19:06:20 | ブツブツ

ここまでくると、コロナとの戦争のような気がしてきた。ただ、かつての国同士が敵味方の分かれた世界大戦ではなく、すべての人々がコロナというウィルスと戦っているのが少し救われる思いがする。

今、寝る前に読む本の中の一冊に『「昭和」を点検する』講談社現代新書を読んでいる。

そこで、半藤一利が「昭和9年の『大艦巨砲主義』『艦船決戦』を旨としてアメリカと戦った。この時代は飛行機の重要性が格段に上がったのに、ずっと後手を踏み続ける、…」と言います。

保坂正康は「主体的に『世界の大勢』に参与するという姿勢に欠けていた」と答えます。

これって、今に置き換えられます。

世界の大勢はPCR検査で陽性者を隔離して経済を廻していきます。既に中国、台湾、ニュージーランド等で一定の成果を収めています。

にもかかわらず、この國は未だに保健所主導で、必ず来るであろうコロナの第6波の準備を目先の費用や労力を惜しんで、検査体制やワクチン体制の準備を怠りました。

誰が悪いんでしょう。それは嘗ての日本がそうであったように、軍部官僚を押さえられる政治指導者が居なかったことでしょう。

今も恥ずかしいほど検査数が低く、病床も確保しない、ワクチンもない、厚生官僚の独走を止められない政治家がこの國をダメにしている。

所詮、厚生官僚(医系技官と云う)は医師免許を持ってるだけの国家官僚で、先の戦争に無学卑賤で突入した士官学校上がりの誇大妄想のカラ自信の幕僚とよく似ています。

また同じ轍を踏んで、この國はコロナ敗戦をします。ただ先の大戦のように他国への加害者にならないだけましですが、・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事件は誰のモノなのか

2022-02-18 19:24:56 | ブツブツ

近頃、netflixネットフリックスのドラマ「新聞記者」が好評らしい。まだ見ていないが、既に世上では、森友事件が題材であり、それに関係した元NHK記者や事件の犠牲者の遺族がその内容に不満であると報じられた。

直截に云うならば、事件には所有権があるのだろうか?

同じ頃に、CLP(チューズ・ライフ・プロジェクト)の立民党からの多額の寄付金の問題が浮上した。これはそこに出演した自称ジャーナリストたちが正義感の顔をして公表した。

もうCLPはネットから消えるだろう。

立民党が共産党との連携を白紙に戻すとか、連合が共産党との連携を認めないとか。

これも含めて、近頃パ翼や左側の内紛が出現している。

パ翼は自己肯定や自己愛が強すぎて、それを守るためには仲間内にも容赦ないが、本来の他者攻撃には、理性が邪魔して真面な口撃すらできない。

要するに、仲間内の陣取り合戦が好きだ。

こういう事に無駄な力を使っている時に、とんでもないことが起きるんだが。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老人たちの生き方

2022-02-17 19:29:12 | ブツブツ

道の脇や橋の上で、呆然と立ち止まっている老人の姿を見る。むろん私も老人なのだが、私よりも明日の命の保障が少なそうな人たちなのです。

このコロナ下で、老人の生活なりに僅かな楽しみや刺激があったものが、今やマスクをして孤立して、時間が過ぎるのをジッと待つというのにすっかり疲れてしまったのでしょう。

アベスガ時代を忘れた元気な人たちは、近頃岸田さんの悪口を言い出したが、今までのウソっぽい世界に比べれば、まだましなような気がしている。

アベスガのおかげで、この國はすっかりおかしくなりました。

統計を改竄していたのに、それには触れずGDPが少し良化したと新聞は平然と報道する。ふざけた話だ。日本銀行は日本経済の大株主で、クロダはずっと生き続けるのか。

しかし、いずれバレる。アベの嘘で塗り固めたこの国の経済は、いったいどうなるのであろうか。

そのうち資本や投機に無用な老人たちは道端に放りだされるのか。

その時、老人たちはキリッとするだろうが、…。

格差・・・。貧富・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うれしはずかし物語

2022-02-16 19:29:21 | 映画

携帯で寝ながら見た。それも、飛び飛びで見たけど、1988年制作とは思えない。70年代の日活ロマンポルノの青春版というべきか。

ただ時間が流れる、そんな感じだ。何もありそうで、何もない所が、まあいいか、という感じだ。

1988年制作、バブル頂点、なんかみんな浮かれて、日本の前途は明るいような感じだった。

まさに中年おじさんの白昼夢、原作がジョージ秋山だからしょうがないか。

これほど何もないという映画も珍しい。バブル期と云うのはこうだったのかもしれない。

寺田農が若く、川上麻衣子は志村けんのコントに出てきたころのほうがきれいだったかもしれない。監督が東陽一なのに何もひっかるモノが無いというのは、何か狐に摘まれたような感じである。

脇役の本阿弥周子が妙に色気があって、確かテレビの時代劇で見た顔だった。

ともかくコロナ禍の時間つぶしでいろんなモノを観ることにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真珠湾攻撃  ー『滞日十年』―

2022-02-15 19:25:38 | 

1941(昭和16)年9月3日の大本営・政府連絡会議の席で永野海軍軍令部総長は「帝国国策要領」の説明で「開戦時機を我方で定め先制を占むる外なし」と言葉が出てくる。(『杉山メモ(上)』原書房)

誰でもこの一節から、少なくとも「奇襲」を想像することは容易である。真珠湾奇襲は後に言う程の奇想天外な作戦ではなかったような気がする。

この件は近頃読んでいるグルーの『滞日十年』にも、1月27日のくだりに「東京では日本が米国と断交する場合は大挙して真珠湾を奇襲する計画を立てているという意味の噂が盛んにおこなわれている。」と記されていた。

真珠湾奇襲は成功したからこの国の近現代史に深く刻まれているが、果たして成功したのだろうか?成功させてくれたのかもしれない、…。

グルーの日記には、標題が付いていて「真珠湾奇襲の最初の噂」とある。当然グルー大使から本国に報告はされている。と云うことは、幾度かそういう噂がたって、アメリカ側では想定内の日本の奇襲だったのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする