キキ便り

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アメリカの中学校のOpen House

2008-09-13 02:59:43 | アメリカ中学校事情

新学期が始まり3週間目。息子の学校では、保護者を対象にOpen Houseが開催される。

まず夕方からは、PTA主催するBBQのディナーで、HotdogまたはVeggi Burger、チップス、キャロットスティック、チョコレートチップクッキー、スイカなどを含めた1人3ドルの食事が販売される。

カフェテリアを歩き回っていると、不思議な妄想におそわれる。あの人どこかで見たことがある、という人が沢山いるけど、思い出せない。小さい町に住んでいると、同じ人に何度も出会う機会があり、どこかでみたことがあるという顔が滞在日数がたつとともにどんどん増えてくる。

たとえば、この中学に通わせているコドモを持つ親が、私の職場の教員11人中、4人もいる。そもそも中学生を持つ教員が11人中、7人。ということで、職場で顔をあわせると、私などつい子どもの学校の話になってしまう。

しかし、見たことがある顔が、実はテレビで見た俳優に似ていたり、昔の知人だったりすることもあるので、もしかして脳の記憶の老化がそろそろ始まっているのかも。。。。

ともわれ食事が終わると、体育館で校長先生の説明を聞き、その後、それぞれの子どもの時間割に合わせて、親と子どもが学校中を移動して歩きまわる。休み時間のたびに、ロッカールームに戻り、鍵を開け閉めして、教科書などを出し入れしたりもするので、だんだん親の方も目が回り、めまいがしてクラクラ。。。

各教室では、それぞれの授業の担当の先生が10分ほどでカリキュラムや課題の説明。アメリカの中学になると、ABCDEFというLetter Gradeがつくようになるので、小テストの結果だけではなく、課題の提出が遅れたり、態度に怠慢などが見られたら、減点され、成績が悪くなってしまう。

親が各子どもの成績に常時アクセスできるようにパスワードが与えられ、週ごとの各科目や小テストの成績、宿題を出しているかどうか、出席率など、全て一覧表で見ることができる。

ほどほどにやるという手抜きの加減がわからない自閉症の息子は、課題や授業態度においては、「模範生」らしいので、成績もいい。なんでも精一杯やるところが、先生にもPositiveに受け止めてもらえるらしい。学校が始まっての最初の2週間の成績は、どの科目もストレートAがついていたので、びっくり。中学生活をストレスを感じながら生活している息子にとっては、いいご褒美!

これからどうなるかわからないけど、順調なスタートを歩みだせ、良かったな....

コメント
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