オットが管理職についたことで、ずいぶんネットワークが広がり、大学のいろいろな人たちをゲストスピーカーとして呼び、授業にきてもらえることになった。どの国で仕事をしていても、人と人のコネクションは強力な武器である。
今日きていただいたのは、大学のAssociate Vice Presidentという立場の人で、アフリカ系アメリカ人というテーマで自分の体験から話してもらった。
いつも思うのは、出来た人ほど、謙虚で腰が低く、人当たりが柔らかい。この方も最初にEmailを交換させていただいた時から、「声をかけてくれて光栄に思う」「自分で役立つかどうかわからないが」など、メールのところどころに人格がにじみ出てくる素晴らしい人である。
さらに頭が下がったのは、私が授業で使っているテキストをわざわざ読んでくださり、私が教えていることからわき道にそれないように、しっかりと準備をしてくださったこと。見知らぬ人からこのように声をかけられ、ここまで心を尽くしてレクチャーに備えてくださったのは恐縮のいたり。
逆にこういう誠実な人だからこそ、周りからの信望も厚く、出世の上まで上り詰めたのかもしれない。黒人女性でAssociate Vice Presidentというのは、アメリカでも稀であると考える。
人との出会いで教えられることの多い今日この頃。