ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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永岡議員の自殺に思う

2005-08-02 10:20:29 | 政治
昨日の永田町には衝撃が走りました。
永岡議員の自殺です。
現役の国会議員が自殺するなんて前代未聞
まだ54才ですか?
家族のことを思えば・・・本当にご冥福をお祈りしたいのですが
(この年代の自殺率が高いんですよね。前日か何かの写真もいかにも「うつ病」っぽくて
もっと早く誰かが気づいて止められなかったのかと・・)

遺書が見つかっているわけではないので、原因は不明とされているけど、
その裏に郵政民営化の問題があるのは必至
っていうか・・・遺書を残していないという事こそ、これが原因といっているような
ものではないかと・・・

心は民営化に反対でも、自分が属している党には逆らえず賛成票を投じたために、
政党内での地位は守られたけれど、有権者たちには裏切り者扱いされてしまった

賛成票を入れる時、彼の脳裏に浮かんだものは何だったのか・・・理想と裏腹の事を
しなければならないという罪悪感や自己嫌悪。そうしてまで守らなければならない
今の地位と生活
自分が政治家としてやっていくためには政党の支持は絶対必須条件。
でも支持してくれている有権者達は反対している
どっちを選んだらいいのか。何が正しいのか・・・・
生真面目ゆえに考えすぎたのかもしれない

そもそも政治家って国家をよくする為の理想を形にする為に選挙に立候補して、
自分の主張を述べ、理解してくれた有権者達の一票で当選し、理想を実現していく人の
事じゃないの?
それなのに、いつのまにか有権者は置き去り
自ら属している政党の言うなりにならないと存在していることすら危うくなる
一つの政党の中で意見が真っ二つ・・・それを力で抑えようとしたところに
この不幸な死はあるのではないでしょうか
そのあたり小泉純一郎氏はどう思っているの?
「この事でさしたる影響は出ない。小泉降しには屈しない」と強気な事を言っている
けど、そういう強引さとか、意固地さが政治にゆがみを生じさせているって
何でわかんないかなーーー

先進国日本で・・・自分の意見をきちんと主張する事も出来ずに「死」を選ぶしか
ないなんて・・民主主義の世も末だね

だけど・・・永岡さん
郵政民営化の問題って「死」を選ぶほどの問題だったの?
これが「徴兵制の復活」だとか「軍事増強」問題だったら、そこまで悩む価値が
あったかもしれないけど・・
(悩んでいたという前提でお話してますけど)
なんていうか・・・この問題、国民はあまり関心がないのよ
むしろ「拉致問題」とか反日運動などの方が関心が高いのよ

それなのに、永田町のほんの僅かな範囲の中で総理大臣が「これこそ命」みたいに
大騒ぎするから、政治家の方々は他のことには目もくれないようになってしまった
わけでしょう?
回りが見えない状態に追い込まれているっていうか?
彼が亡くなっても、結局はその「死」すら賛成派と反対派に利用されて終ってしまう
んだから・・・

誰か・・・総理の暴走を止めて
冷静になろうよ
コメント (4)
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