以前にも書きましたが、秋ドラ・・はまってしまったのが
「熟年離婚」と「大奥」なんですが
どっちもある意味恐いドラマですよね。
で、この「熟年離婚」についての記事を見つけました・・・
秋ドラの中ではダントツの視聴率を誇り、視聴者の反響も
すごいんですねーー
初回放送の翌日から
「洋子がわたしの思いを代弁してくれた」
「わたしの夫も妻を馬車馬かロボットとしか見ていない」など、
熟年女性を中心に共感のメールが続々と届いたらしいですが、
物語が進むにつれて
「洋子の悩みは贅沢(ぜいたく)だし卑怯(ひきょう)。
なぜもっと早く話し合わなかったのか」
「女房子供のために頑張ってきた夫が哀れ」と、
幸太郎さんへの同情票が集まっているそうです。
先週までの段階では、ちょっと幸太郎さんがよく描かれすぎで
奥さんが離婚したいと思う理由がぼやけてしまったような
気がします
最初は頑固で融通の利かない夫だったのに、回が進むに連れて
妻にいたわりと誠意を持つようになる・・・
これじゃあ、奥さん、完全に「我儘離婚」になってしまいますよね。
現実には、そんなに簡単に「夫」が変わるとは思えないんですけど。
だって「団塊の世代」って
「オレが働いて食わせてやってる」系が多いじゃないですか。
ゆえに、定年で家にいるようになったら「王様のようにかしずかれる」
筈だと思っているんですよね
毎日、奥さんに感謝されて身の回りの世話は全部やってもらえて・・
そんな妄想を持ってる男性は多いでしょう。
もっと早く話し合って結論を出すべきという意見も多々ありますが
そうできたら苦労しないのが「夫婦関係」で。
大体、結婚して子供が出来て・・・そういう日々の積み重ねの中で
夫婦に一体どれくらい話し合いの時間があるでしょうか。
特に団塊の世代は「モーレツ社員」さんが多くて、
家族が病気したって手術したって会社に行く人たちでしょう?
そんな人に「離婚してください」と言っても
聞き入れてくれないし、話し合いにも応じなかったでしょう
調停にすら「仕事」を理由に来ないだろうし・・・
「浮気したとか借金を作ったとかいう
理由があるならともかく
妻の気持がわからないだけでは
離婚の理由にならない」
というのが、調停委員さんの大方の意見ですし
だから、じっと耐えに耐えて、子供が独立し夫が仕事を辞めた
時に切り出す。
それしかなかったのかな・・・と思うんですよ。
厚生労働省の平成16年度の統計では、
20年以上同居した夫婦の離婚件数は
20年前の2倍以上の約4万1000件。
また2年後に定年を迎える
団塊世代(1都3県、男女各100人)で
「離婚を考えたことがある」と
回答した女性は38%(男性23%)
だそうです。
私はどうしても「熟年離婚に至る前に何とか」と奥さんを
責める事は出来ませんね
あのドラマでは洋子さんが、たまたま同級生の会社に
雇われて収入を得ていますが、大方の妻は専業主婦が
ほとんどで、下着一枚買うのも夫優先でやってきた人達ですし
それに、子持ちの女性と結婚したい弁護士見習息子がいたり
未婚の母になろうとしている娘がいたりすると、本来はそれこそ
「離婚」どころじゃないというのが本音でしょうね
山梨から上京してきたおばあちゃん・・・やったら若かったけど
普通は最低でも80過ぎじゃないの?
あの元気さは普通じゃないし、ここらで「老人介護」問題も
出てくる筈で・・・
そうなると、ますます「離婚」を切り出せない妻が一杯いると思います
つまり、ドラマの「洋子」は本当に恵まれた環境にいて
「離婚」を切り出せた・・・という事なんですよーー
(家業がうまくいかなくてもしっかりものの長女のおかげね)
今週はどうなるのかな・・・楽しみですね
(ちょっと婦人公論の読みすぎかしら?)