JAPANESE AMERICAN
第2夜
18年後、長吉ととも夫妻には4人の子供達が。
長男の一郎は大学生。そこで領事の娘であるしのぶと知り合う。
次男と次郎は農業を志望
アメリカと日本の関係悪化のせいで、しづとさちは日本へかえされる。
しづは広島、さちは沖縄へ。
真珠湾攻撃が始まり、長吉はFBIに拘束される。
中井貴一&泉ピン子コンビに激しい違和感
とにかく、中井&泉コンビには違和感ありありなのよ。
どうみたって泉ピン子の方が年上でしょう?
中井貴一が妙に若々しいもんだからよけいにピン子さんが年寄りに見えますっ
何でこんなキャスティング・・・・中井貴一はいいとして、相手役はもうちょっと。
岸恵子さんの真っ黒髪よりさらに違和感ありありです。
女性に対する差別=レイプかあ
やたらレイプシーンが多くて・・・・まあ、進駐軍なんかは沖縄などでやってるし
強者が弱者に優越感を感じる術として「レイプシーン」が出て来たんだろうとは
思うけど、ちょっと多すぎじゃないの
本当にそうだったんだろうか・・・・危うくレイプされそうになったしのぶとしづが
両方とも一郎に助けられるのも都合がよすぎる感じがしたし
母親がそんな娘に気づかないわけないと思うんだけどな。
わかりやすい説明台詞
ネットなどでは橋田先生の「説明台詞」がどうのこうのって言われているけど
今回はそういうの、ありだと思います
何でって・・・今時の人達が日系移民についてほとんど知らないからです。
さらに日米開戦の事だって知らないでしょう?
何が原因で両国の仲が悪くなり、敵地にいる日本人はどういう行動をしたか。
何をどう考えたかって重要だもの
またも、今回の説明役は市川右近だったけど、これはベストだと思いますよ。
わかりやすくて。
映像が綺麗で
今回、橋田ドラマの等級を上げているのが「映像」の巧みさではないでしょうか?
いつものホームドラマ風の映像ではなく、太陽や月が満ち欠けをドアップで流し
たり、登場人物の心情を表現するのに色々凝った構図をしているな・・・と
いつもなら下世話な会話も、品がよく見えるっていうか
海に飛びこんじゃったって?しのぶちゃん
今回はストーリーを進める為の予備のような話でしたが、とにかく強引な事と
いったら。
まず、しのぶが海に飛び込んで泳いで平松農場に帰って来たこと
いくら泳ぎには自信があるったって、海に飛び込んで海岸に泳ぎ着くなんて
ありえないんじゃ?
一体、船が出たどの時点で飛び込んだんでしょう
きっと、みんな大騒ぎになった筈なのに、しづもさちも全然知らないみたいだし。
いやーー無謀なしのぶちゃん
しかも、次郎に農業を習うって・・・ちょっと蛇の生殺し状態だよーー
罪な女性だなあ。
広島と沖縄って・・・・
もう一つありえないと思ったのが、島根の平松家の娘二人が広島と沖縄に
嫁いでいるという事。
まあ、広島はありえるかもしれないけど、沖縄って・・・・
そんな簡単に行き来できる場所じゃないし。
でも、後に原爆だのアメリカの上陸だのって考えると、そうせざるを得なかったんでしょう。
それにしても強引な設定だなあ
1世と2世の生き方の違い
戦争が始まり、日系人社会としては
「1世は日本人として生きる。でも2世はアメリカ生まれのアメリカ育ちなので
アメリカに忠誠を誓わせる」という決断をしますね。
これって日本独特なんじゃないかな
民族の誇りとかプライドとか血筋とか・・・とりあえずそういうものは捨てて
「生き延びる」事が重要と考えたんでしょう?
これを中国にあてはめてみれば、敵地にいる中国人はみんな一斉蜂起するでしょう
「この土地で生まれて育ったから私はこの土地の人間」という考え方は
中国にも韓国にもないような気がします
親が韓国人なら子供も韓国人だし?ゆえに未だにチャイナタウンやコリアンタウンで
は母国語が中心になっているわけだしね。
どっちがいいとかは思いませんが、「親は日本人でも子供はアメリカ人」という
柔軟な考え方が出来るという所に、日本人の特性が現れているんじゃないかな?
それゆえに親子の確執や悲劇が大きいわけですね。
昔、「いのち燃ゆ」という大河ドラマで1世の父親の息子二人が、兄はアメリカ人として
行き、弟は日本人として生きる・・・という話がありましたが
どっちも辛かったなあと思います。
自分の気持ちと他人の目はまた違いますから。
今日は3夜目ね。頑張ってみようっと。