ふぶきの部屋

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田村正和氏 死去

2021-05-19 07:05:00 | ドラマ・ワイドショー

いつかこの日が来るのはわかっていました。

いましたけど、ショックです。昭和を彩った大俳優の死が一ヶ月も経過してから伝えられるなんて。

 俳優の田村正和氏 死去

 4月3日心不全のため

 享年77歳

今時、77歳なんて十分現役でいける年齢ではありますが、田村さんの場合、声が出なくなっていたんでしたよね。

私達世代にとって田村正和氏は、いつでもどこでも出演している俳優さんの一人でした。

阪東妻三郎の息子として非常に恵まれた立ち位置ではあったと思いますが、私が覚えている限り、結構単発ドラマの犯人役みたいなのが多かった気がします。

だから何となく顔は知っていましたが、名前までは・・・というのが最初の印象。

そんな私に強烈な印象を残したドラマが1977年の「鳴門秘帖」です。

彼の法月弦之丞はとにかくかっこよかった・・・細身で長身。しかもかつらがよく似合い。剣さばきが芸術的に美しい。さらにいうなら紫のアイシャドーが本当によく似合っていました。

私は彼に恋する「見返りお綱」のごとく、一目ぼれしてしまってすぐにファンになりました。

父は「ああ、坂東妻三郎の息子か」と言いましたが、その時は何のことやら。

彼の父、坂東妻三郎が偉大な昭和の俳優である事を知らなかったんですよね。

それから彼が出るドラマを色々探して見るようになりました。

次に大好きなのが「若さま侍捕り物帳

市井に住む「若さま」が事件を解決していくお話なんですが、何度見てもかっこいいったらありゃしない。「鳴門秘帖」では無口できざな役回りだったけど「若さま」では、べらんめえな言葉遣いの侍で、闘う時だけ瞬時に代わるという役どころ。

その後はしばらく「土曜ワイド劇場」で犯人役が多かったなあと。

再び彼を主役クラスでみるのが「愛と死の絶唱」です。

大原麗子との共演でした。ストーリーは覚えていなかったけど原作は推理小説で、私は原作を買って読む程でした。

彼の時代劇の代表作は「眠狂四郎」だと思われますが、私は「乾いて候」の方だと思います。

乾いて候」は将軍吉宗の庶子であり将軍の毒見役の腕下主水が、悲しい過去をひきずりつつも将軍の為に事件を解決していく話です。

ニヒルで女性に惚れられても決して心を許さない冷たい男。

けれど、剣さばきと立ち回りがどんな俳優よりも美しくかっこいい。身が軽いんでしょうね。ほれぼれしてしまうんです。

1980年代の「乾いて候」はニヒルな剣士だったけど、1990年代の「乾いて候」は非常に感情が豊かで涙を流すシーンが多かったのを覚えています。

「あの田村正和が泣いている」と思ってびっくりしたんですけど。

 

そして「パパはニュースキャスター」へ流れていくんですがこれって180度の方向転換で驚いた人も多かったと思います。

これが成功しなかったら時代遅れの時代劇俳優で終わっていたと思うんですね。

なんせあの田村正和が3人の子持ちで、いつも子供達にちゃちゃを入れられる役というので大ヒット。その後はトレンディドラマに乗っていったんですよね。

私は時代劇が好きだったので、トレンディドラマの彼をほとんど見てません。

ですから「古畑任三郎」が始まった時もどうしようかと思ったんですが、これは三谷幸喜の脚本の素晴らしさで長く続いてよかったです。

古畑との対決といったら奇跡的なSMAPとの共演を思い出します。

やっぱりあれが一番面白かったですね。

その後、は色々ドラマを見てましたが「国選弁護人」あたりから声が聞き取りづらいなと思い始めて、大丈夫か?と思っていたら・・・・

 

私にとっては青春時代に燦然と輝いた素晴らしい俳優さんの一人で、憧れでした。

彼を知ることが出来て本当によかったと思います。

プライベートを決して明かさない。余計なことは何も言わない・・そんな硬派な俳優さんも今はいないですよね。

「剣士」と言えば今や佐藤健なんでしょうけど、彼には田村正和の立ち回りを目に焼き付けて欲しいと思います。

まだまだ長生きしてほしかった・・・・残念です。

心からご冥福をお祈りします。

コメント (7)
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今期のドラマについて

2021-05-19 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 まだ5月なのにまるで梅雨・・・湿気に耐えられない私です。

五輪やるのね。菅首相。あくまで日本から辞退しない、延期申し込みはしないという意向なんですね。あとはIOCから「中止」と言われるのを待つんですか?

海外メディアも「東京五輪はやるべきではない」というなら、どうしてその国の選手団は出場辞退をしないのか?と思います。

日本中で高齢者が「ワクチンの予約出来ない」と右往左往。追加された日程まであっという間に埋まってオロオロしているっていうのに。

市役所に詰めかけて長い列が出来ているとか。

ワイドショーのせいもあって、ワクチンに懐疑的な人達まで焦って予約に走り「焦らずに待って」と言っても聞かない。

「その間にコロナにかかったらどうするんだ」と怒鳴る人もいるけど、今日までかからなかったじゃないかとは言い返せず。

なのに五輪かあ。もう勝手にしてくれって感じ。

さて、今期のドラマもしっかり見てますよ~~といいつつあっさり挫折したものもあります。

1つが「ネメシス」・・・つまんなかった。広瀬すずが広瀬すずじゃないような気がして。設定といいストーリーといいかったるくってダメ。

2つめが「大大豆田とわ子と3人の元夫」途中までしっかり見てたんですけど、段々飽きて来たというか、平坦すぎてなあ。せっかく松たか子が出ていて、いい味を出しているのに。松田龍平のあたりで挫折

3つめが「コントが始まる」これはね、菅田将暉&神木隆之介&仲野太賀という優秀な3人を揃えておいて出来が悪すぎて怒り心頭。

コントがコントにならずにシリアス芝居になっているので、全体的に重くてしょうがない。ストーリーもありきたりだし山場もないし。

今が旬の俳優をこういう形で使うって何なの?日テレ、いい度胸しているわね。

ヒロインの有村架純も魅力的ではない。この子も何とかならんのか?

もう少し痩せた方がいいと思うし、美しくなってくれよ~~~せめて。

 

色々言われながらも面白い「ドラゴン桜」前作を見ていないので、違和感なく見ることは出来るのかな。阿部寛は安定だけど、何より長澤まさみが「普通」の人を演じているというのがやたら新鮮で。

でもまあ、あの先生はちょっとうざい。うざいけどぶっとんでる。金八先生と半沢直樹を足したような作品だと言われる気持ちがわかります。

今期ナンバーワンはなんといっても「リコカツ」でしょう。

最初、永山瑛太の太いわざとらしい声音にびっくりして笑ってしまったけど、段々、その硬派ぶりにきゅんきゅんしている自分がいました。

恋愛って離婚から始まることもあるんだなと、本来ならありえない設定に納得してしまいます。北川景子もパンチのある演技で見せてくれるし。

互いの両親が共に離婚の危機というのも面白い

気が付けば、宮崎美子などのような「親」世代になってしまい、同世代から聞こえる言葉は「夫と一緒にいるのが嫌」「離婚したいけど生活の為に我慢する」とかそんな話ばかり。そうかと思えば「うちは仲いいよ~老後?さあ、全部旦那に任せているからわからない」とのろけられたり。

日本人夫婦は言いたい事を言えないタイプが多いから、ある時、庭の木を全部切ってから殺人に及んだりするのかな。

互いの価値観を縮めていくのが結婚生活なのかもしれないけど、年月が過ぎればまた差が広がるのかと色々考えさせられてます。

イチケイのカラス」もめちゃくちゃ面白いです。

何と言っても竹野内豊と黒木華のやりとりが面白い。

そして美魔女の草刈民代さんも・・・山崎育三郎がバッティングセンターでかっ飛ばすたびに「そういえばいっくんって昔、野球少年だったっけね」とか思ったりして。

実際の裁判の場ではあんなに「職権発動」はしないらしいです。

法に関わる人達からすると「現実無視」との声が・・・でも見る側にとっては、そのありえない「職権発動」が水戸黄門の印籠に感じてすかっとすることもあるんですよね。

 

それから「最高のオバハン 中島ハルコ」も最高に面白いです。

大地真央万歳!

すごい迫力で迫る迫る。しかも毎回素敵な洋服を着て贅沢三昧。

バブル期を思い出すけど、ドラマってそれなりの華やかさが必要。

出演者もしかり。大地真央くらい強くて綺麗で負けない女。

言ってることは現代とはそぐわない部分も多いとは思う。思うけれど大事な事じゃないのかなと。毎回、大笑いして大地真央のドスの効いた声に悶絶ですわ。

 

恋はDEEPに」も止められないドラマです。

若向けだし、喧嘩しながらカップルになっていくのって王道でしょう?

でもなあ・・石原さとみが綺麗なのよ。確かに可愛いのよ。

「私、人間じゃないんです」って言われても「うん、そうだね。君は人魚?」って素直に聞けそうな。海藻ばかり食べていても違和感なし。

何より着ている服の色がいいわ~~

綾野剛もかっこいいし。何となくだらだらと見てしまいます。

珈琲いかがでしょう」も最初は退屈なんじゃないかと思いましたが、オムニパス形式の話がまとまっていてほっこりしました。

青山さんの過去がわかればわかるほど、穏やかな珈琲屋になるまでの過程が気になります。

磯村勇斗もハマっていて・・・この人は本当にチンピラが似合うなあ。そうかと思えばおぼっちゃまも出来るし楽しみです。

中村倫也も、いつものけだるい演技がはまっていて、視聴者をほっとさせますね。

(中国ドラマも韓ドラもみんなすぐに叫んだり怒鳴ったりしますので)

 

桜の塔」も続けてみています。玉木宏と広末涼子のコンビが楽しくて。

っていうか、大物俳優さん達がここぞとばかり野心むきだし。学閥と出世のみが目的とわかっているとかえってすっきりします。

悪で悪を制するというくらいなので、話は硬いし嫌な現実も突き付けられますけど、思わず主人公を応援している自分がいます。

 

そしてこれは本当に意外な面白さにびっくりしているのですが、NHKの「今ここにある危機と僕の好感度について」が非常に面白いです。

松坂桃李と、松重豊の学長のあまりにも面白いやりとり。事件を解決する時の滑稽さが楽しくて。コメディ感たっぷりです。見逃した方にもぜひオススメしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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