ふぶきの部屋

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星組大劇場千秋楽ライブビューイング

2023-07-03 07:00:00 | 宝塚コラム

ライブビューイングで見たんですけど、最初スクリーンの写真が「エクスカリバー」になってて「?」って感じ。

1幕終了後に

になっていました。

休演を乗り越えて、その後は礼真琴いわく「暴れた」といわれる通り、星組一丸となって観客も共に怒ったり笑ったりした舞台であったと思います。

やはりトップスターが本気で歌い踊れば自然と下級生も一生懸命になるという見本のようなもので、宙組もぜひそのあたりを学んで欲しいなと。

宝塚大劇場から帰宅して、早速月組版を見て比較してみたのですが、振りが同じだったんだあ・・みたいな。

同じ振りなのにこんなにも違って見えるって組の個性はすごいものなんだなと思いました。

あらためて、ロナンは庶民階級で、カミーユ達と知り合った事で「自由」に目覚め、小さな復讐より「人民の自由」を得る為に活動するわけですが、庶民の中にも格差はあり、それに悩みつつ最終的には命を落とす、名もなき人であったと思います。

礼真琴のロナンは月組とは違い、革命の兄弟を得た事でより結束力が強くなり、礼・暁・極美・天華の綺麗な並びと歌声のシンクロに酔う事が出来ました。

月組では凪七瑠海と珠城りょうは見た目からして大きく違うから、区別もつけやすかったと思いますが、星組版の場合は「直球型」ロベスピエールと、文筆家で理論家のカミーユ、おちゃらけダントンとキャラを明確に分けていましたね。

極美慎は高音がちょっと出なくて1音下げていました。

ファン的には「それでいいのよ!珠城りょうの真似をする必要はない」っていうけど、最初の1音の高い音は大事な部分だと思うんですよ。あえて変えたのか、喉がもたなかったのかどっちかな。個人的には元に戻して欲しい。

ただ喧嘩のシーンはすごくて、ロベスピエールがロナン達に「ちっ!」って言ってるのが聞こえて、ゆえにカミーユの歩みよりがより鮮明になりました。

「兄弟として迎え入れてやったつもりだ」の「つもり」から怒り出す印刷工のお兄さんたち、怖い。

舞空瞳のオランプは、セリフが削られているせいか「王家への忠誠心」がそれほど見えないんですよね。だからロナンと別れる理由がよくわかんない。

「罪」と言えるほどの事なのかと今回も思いました。

アルトア伯は、画面で見ると2幕最初のシーン、微動だにせず見ているんですけど内心は一緒に踊ってるんじゃないか?と思ったりして。ね、瀬央さん。

アルトア伯のオランプへの執着は今風に言えば「ストーカー」で危険です。

銃を突き付けて逃げてよかったね~~個人情報ダダ洩れだもんね。

アントワネット様は千秋楽でより色気を増し、王妃様と跪きたくなります。

ゆえに、王様のあほっぷりが目立つ。

カジノにギロチン持ってくるアホ、ネジ巻をプレゼントしたら悲しみが癒えるのか?ネッケルに何か言われると「あ、錠前作らなくては」って逃げる。

舞台で見ている以上におバカに見えるってすごいですね。

 

で、ロナンの服って画面で見るとより汚れて見えてそのリアルさに驚きました。いや~~だって主役なんだけどね~~

ああ、無事に東京に来られるといいなと。

もう一度東京であの「熱」を感じたいです。ぜひ!!

さて。

「人権宣言」は名言だと思うけど、この場合の「人民」はフランス人民である事を忘れてはいけません。

フランス革命は王制を打倒して共和制を取ると言う革命だったのです。

しかし、この左翼運動は人権宣言までがピークでその後は「やりすぎ」で崩れていきます。

果たして国王や王妃たちを処刑する必要があったのか。

ジャコバン派の仲間たちがギロチンに消える必要があったのか。

「自由・平等・博愛」はともすれば「独裁」に向く事を忘れてはいけません。

そしてフランスの今です。

これは200年前ではなく今です。

6月29日にナイジェリア出身の17歳少年が無免許で検問を突破しようとして、警察に射殺されました(この展開はアメリカそっくり)

そして怒った学生達や移民の人達が「民族差別だ!」と言い出して暴動になり、パリやリヨンやマルセイユまで火の手があがり、オリンピック用のプールも燃え、貴重な文書が保管されている図書館も燃え・・・この流れはスイスにまで波及しているそうです。

 

200年前の革命でもこのような光景が広がったのだと思うと、ある種の感慨?

いやいや、今やこれは「フランスがフランスを取るか移民を取るか」という二者択一の内乱になってしまったのです。

マクロン政権は年金支給年齢を上げる時に起きた暴動以来人気がガタ落ちして今は中国にすり寄りウクライナを捨てようとしている情けない政権です。

今回の暴動は「SNSなどによる煽り」が原因として、注意喚起を促す程度。

カミーユ達の文書は今やSNSで瞬く間に拡散し、嘘がほんとに本当が嘘になっています。

射殺した警官が悪いのか、法律に触れた少年が悪いのか。

少年の母は「人種差別で殺された」と叫び、これに呼応した人達がさらに暴動をひどくしているのです。

警察や軍を持っても制し出来ないので、自警団を作る動きさえあるとか。

 

これは対岸の火事ではなく、日本ではクルド人による被害が埼玉県で深刻になり、特に川口ではクルド人の横暴に怯える毎日と聞いています。

日本では全く報道されないのは、日本が今、左翼政権だからです。

自民党は保守じゃないの?ええ、違うんです。岸田一派は。

私達は「1789」を見る事により、あるいは「ベルばら」「ひかりふる路

等で「自由・平等・博愛」の精神は大事だと感動します。

しかし、ただ舞台を見て感動するだけでなく、もっと深く考えるべきではないでしょうか。

行きすぎた自由・平等・博愛は国を亡ぼすと言う事を。

まず、そこに「国」「国体」という明確な枠があって、先祖代々そこに住み、文化を作り、言葉を生み出してきた人達を大事にすべきなのです。

その中で差別や理不尽な事があれば日本国内で争いが起き、その度に誰かが終息させてきたのです。

しかし、「移民」問題は別ものです。

彼らは自分の国を捨て、よその国を浸食してこうとする。

それは許されるべきではないという事を。

 

あまりにもお花畑になって「フランス革命かっこいい」なんて思う事は小池修一郎だって望んでいない筈なんですよ。

かれは「時節を意識している」と言っていた事をよくよく考えるべきです。

 

コメント (3)
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