実は腰を痛めまして。
喉も痛めて・・・それでも必死に日比谷の映画館まで行ってまいりました。
なので短めに。
「ディミトリ」に関して言える事は、浅い人間の描き方をしているのに演じる人が必死に裏の裏まで考えて解釈して役作りをしている事に尊敬の念を抱くと言うか、脚本家がそこまで考えなくちゃいけないのになとひたすら極美慎に気のどくだと思って見てました。
ギオルギ王とお妃もしょっぱなから別れのシーンで、これじゃ有沙瞳が可哀想すぎ。せめて最後の場面は一緒にってならなかったのか。
1場面丸々ギオルギの愛のシーンで埋めてもよかったんじゃないかと思いました。
こんな浅薄な脚本を必死に読みこんで原作と照らし合わせて役作り・・大変。
ジャラルッディーンがディミトリの裏切りを知った時、ディミトリは毒を飲み、びっくりしたジャラルッディーンが優しくなりますが、私が脚本家ならこんなのは書かないなと。
ディミトリ:帝王のお手を煩わせることはございません。もうすぐ私は・・・
ジャラ:ルームの王子よ。なぜ裏切った?
ディミ:このような生き方しか出来ぬ私をお許し下さい。
ジャラ:そなたに濡れ衣を着せ暗殺しようとした国だぞ!
ディミ:それでも私は・・生まれた国よりも元の名よりも、あのジョージアを愛しているのです。あの国には愛しい女と子供が・・
ジャラ:その女に陥れられた・・
ディミ:それでもです。帝王には恨みはありません。感謝しか、ただただこのようにしか生きられぬ私をどうか許し・・・(こときれる)
ジャラ;「許さぬ。裏切りは許さぬ。毒を吐かせよ。まずはこやつの耳をそぎ、次は鼻、両腕・両足を切り落とし苦痛を長引かせて死なせよ」
ナサル:我が君。もう死んでいます。
ジャラ:ええい。今からでも。
ナサル:我が君。かつてこのような男がいたでしょうか?我が国にもモンゴルにもルームセルジュークにすらこんな男はいなかった。身をすて裏切者の名を着せられてすら忠義を尽くすような男は。我が君。私はここに誓います。私はたとえどのような事があってもあなた様にだけは尽くします。たとえどこから憎まれようとも。
ジャラ:もうよい!そなたの言いたい事はわかった。
ナサル:我が君。
兵が伝令に走って来る。
兵 : ジョージア軍が攻めてまいります。我々はどうすべきかご命令を。
ナサル:ここは引きましょう。彼らにはわれらが手の内は知られています。
ジャラ:すぐに兵をひけ。ジョージアのような小国に構っている暇はない!
ジャラルツディーン退場。
ナサル:誰か、この死体を棺に入れよ。
・・・・・・・・
ジョージア国。ホラズムが引き、作戦成功に湧きたつ。
アバク:女王陛下。ホラズムが退却致しました。
ルスダン:よかった・・・ディミトリの策が功を奏したんだわ。
アバク。棺を持ってこさせる。
ルスダン:アバク、それは何。
アバク:ホラズムの去った後に残されておりました。
ルスダン:まさか・・・まさか・・・(棺を見る)ディミトリ!
アバク:(棺の中から紙切れを出し、ルスダンに読ませる)
ルスダン:ジョージア女王の夫・・と書いてあるわ。
アバク:そうです。王配殿下です。女王陛下、事ここに至り私は今、心からお誓い申し上げます。王配殿下の心を受け取り、未来永劫、この命が尽きるまで、私はジョージアと、そして女王陛下をお守りすると。
ルスダン:アバク。私はもう生きてはいけない。あの人はこうなる事を知ってたのよ。いえ、私も知っていたわ。でも私は・・・止めなかった。あの人を死なせたのは私なのよ!
タマラが入って来る。
タマラ:お父様、眠っていらっしゃるの?
ルスダン:タマラ。そう。お父様は眠っているの。お父様は命をかけて国を守って下さったのよ。だからとても疲れて。今は眠らせて差し上げましょう。
タマラ:はい。お母さま。起きたら遊んで下さるかしら?
ルスダン:ええ。タマラを部屋に。
アバク:女王陛下。
ルスダン:棺をリラの木の下に埋めて。あの人はあの場所が好きだった。そしてアバク。今すぐディミトリの死をルームセルジュークに伝え、ホラズムがディミトリの命を奪ったというのです。その上であの国が我がジョージアの傘下に入る気があるかどうか見極めるのです。
アバク;はっ!(去る)
リラの花の前に棺。ルスダンは銀橋に出る。
ルスダン:ディミトリ、一時でもあなたを疑った私が悪いの。それでもあなたは私を許し、こんな私の為に・・・私、生きるわ。まだ死ねない。子供達にジョージアの未来を託すその日まで。それでいい?それで許してくれる?ねえ、答えて。答えて!ディミトリ!
リラの花からディミトリ登場。
ディミトリ:愛しいルスダン。何度生まれ変わっても僕は君を守り君の為に死ぬだろう。国を超え宗教を超え僕は君という祖国に抱かれるのだ。
歌。暗転。
「ジャガービート」に関してはもう意味不明も何も関係ありません。
斎藤吉正にはデビュー作の時からずっと、こんな調子で結果的にのめり込んで気が付くと頭の中で音楽が鳴り響いてしまうわけですから。
無事に千秋楽を迎える事が出来てよかったね~~~
ひたすら綺城ひか理を花組に戻したくない気持ちで一杯でした。
最初は本当に存在感なかったのに・・・やっぱり気おくれしていたのね。
徐々にそのガタイのよさとはりきり感が存在感を増し、華やかで明るくてかっこいい男役に成長。
本当に星組で楽しかったんだよね。よかったね。
花組かあ・・・色が全然違うところでまたも戸惑うかもしれないけど、とにかくばあ~~~んと自分をアピールして欲しいです。
今月は花組を一回のみ、来月は応天の門、そのつぎがボンドさんと続きます。それより全ツーの星組の方が何?って感じ。凪七瑠海は好きだけど(オイデプスでの美しさ品格申し分なし)どうなってるの?見に行くか思案中。
のどの痛みはコロナでないとよいのですが。
私は今回星組千秋楽ライヴュも鑑賞できませんでした。
先日上田久美子さんの演出のオペラ公演に行ってきました。
賛否あったみたいですね。
私が見に行った日は満員でした。
フランス留学でまた新しい上田さんの作品をみたいと思いました。
脚本はそんな状態のものを、ほぼそのまま場面展開していったから、どうにも場当たり的な印象で物足りなさを感じました。原作が薄いなら、脚本家にはもっと補ってほしかったですね。極美慎などキャストの使い方にも勿体無い部分が多く…。
ふぶき様の考えたもののほうが私的にもしっくり来ました。観劇に行くとみんなシクシク泣いてましたけど、全く私は泣けませんでした。
原作に無くてもバテシバを出して欲しかったです。
ルスダンの息子とギオルギの庶子が後に
王位を争うそうですから
ルスダンの息子~本当にディミトリの子か?
・・等々疑われたみたいですね。('◇')ゞ
ラストは~本当ふぶき様の脚本が良かった!
ジャガービートは~何も申し上げる事は有りません。┐(´д`)┌
出演者の皆様 お疲れ様でした。
トンチキだ 駄作だ・・意味不明作だ~~と言われながら
とんでもなく記憶に残り
時々無性に見返したくなるショーかもしれませんね。
(好き!とは思えませんけど・・(;^_^A)