今日はいわずと知れた天皇誕生日です。
天皇陛下、73歳のお誕生日おめでとうございます。
幾久しく健康を維持され、お健やかにお過ごしになられますように・・・
別に天皇制支持者というわけではないんですけど、今の東宮家の事を
考えると、陛下には1日でも長く元気でお過ごし頂きたいと思います
これは何も天皇家に限ったことではなく、一般家庭においても
高度経済成長期に頑張って一財産築き上げた今の70代の援助なしには
現在の40代家族は成り立たない・・・というところなんですよね
(我が家なんかその典型・・・情けないっ)
さて・・陛下の記者会見の文を見てみると、今年は例年と違って
お立場ぎりぎりに色々と言及していらっしゃるのが特徴です。
悠仁親王誕生について
「秋篠宮妃には喜びとともに心配や苦労の多い日々であったと思います」と
さりげなく秋篠宮妃をいたわるお言葉がありました。
これは部分前置胎盤というリスクを抱えた出産であったことと、懐妊初期からの
雑誌等による「雅子様の気持ちを考えると・・」というバッシングの事も
さしているのではないかという事です。
そして悠仁殿下の事は「立派な新生児」と評され、大勢の人が祝ってくれたと
お喜びでいらっしゃいます。
「最近の悠仁の様子として浮かぶのは、私の近くでじっとこちらを見つめて
いるときの顔です」ともおっしゃって、「おじいさま」としての素直なお喜びが
伝わってきます。
その悠仁殿下の教育については
「今は秋篠宮、同妃、眞子、佳子の二人の姉に愛情深く育てられていく事が
大切だと思います」と非常に秋篠宮家を尊重していらっしゃいますね。
また、今回は眞子様が皇族として両親を支えられた・・というような、お褒めの
言葉もかけられていて、天皇として紀宮降嫁の後、皇后や他の女性皇族の
役割を果たす立場としての眞子内親王への期待の大きさが伺われます。
東宮家について
これが一番大きな違いだったと思いますが、雅子妃のオランダ静養については
「医師団がそれを評価しており、皇太子夫妻も喜んでいたので
良かったと思っています」とあっさり。
愛子内親王については
「愛子は幼稚園生活を始めたばかりで、風邪をひく事も多く、私どもと会う
機会が少ないことです。いずれは会う機会も増えて打ち解けて話をする
ようになる事を楽しみにしています」
と・・「おじいさま」としての心配の顔がのぞいていました。
愛子内親王について「敬宮」と呼ばないのも異例なら、「会う機会が少ない」と
はっきりおっしゃったことが本当に異例ですね。
また今年は靖国問題についての昭和天皇のメモが発見されて
それへの言及もありましたが、陛下は「戦没者追悼は大事」と
当たり前の事をおっしゃいました。
考えてみれば当たり前の事を当たり前におっしゃったことが異例といえば
異例なのかな・・・・と。
さらっと読んでしまえばそれまでの記者会見文なんですけれど、今年は
近年にも増して陛下の素直な気持ちが伝わってくるような気がして、
現在の天皇家が抱える公私の苦労の程がわかるような気がします。
来年は、皇室にもっと大きな風が吹くのではないかと・・思いますけどね。