ジュズサンゴ
石破内閣が成立した。私の個人的な好みで言えば、好きではない。語り口が勿体ぶっていて、結論に至るまでのいい回しが長ったらしい。
それはそうと、自民党なのだから、自民党の綱領に従って政策を出してほしいものだ。特に小さな政府というのが保守党としての最低限の指針のはずだから、災害救助のための省庁を作るなどは、主義に反するはずだ。災害救助は国家として必須の事業だが、省庁を作ってする行政ではない。
福祉国家は大きな政府である社会主義の変形体である。自民党の保守主義は、この政体とどう組み合わせているのか、はっきりしてもらいたい。そこが曖昧だから、今日の健康保険制度の大赤字など、さらに拡大していくのである。
そして問題なのは憲法の改正。アシア版NATOとか思いつきも甚だしい。まず、憲法改正だろう。憲法改正が進まないから、保守主義の原義が遂行できないのである。はっきり言えば、現在の憲法は戦勝国のアメリカで、社会主義的な理想を抱いていた当時のニューディーラー達の考えが相当に入っている。そこを曖昧にしての自民党だから保守主義が全うできないのである。保守主義=小さな政府=自由民主党の看板はおろした方がいい。
私は保守主義者ではないから、他者の論議が余計気になるのである。【彬】
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