今、僕の住むマンションの大規模改修工事が行われている。工事は、7月中旬から11月いっぱいいまでの予定。現在、予定通り進行中ということで安心している。
この工事、改めて計画作成から、施工会社との契約までを振り返ると感慨深いものがある。
話は、3年前に遡る。僕は、修繕委員長なので、工事の進め方を纏めることになった。施工会社をどこにするか、工事金額、工事範囲、をどうするか? 素人なので、友人のマンション管理士に相談したり、法定講習テキストで勉強したり、様々検討した。紆余曲折、行ったり来たりして、3年かかり、施工会社、工事範囲、金額、がきまった。
ところで、工事には興味深いことが見られる。・・・・・
工事全体の姿。遠くからは、全体が足場で囲まれた変哲のないものだが、住民の目、つまり内側からの僕の目からは、足場が実にうまく組み立てられ、美しい。合理的に作られたものは美しいと思う。機能美だ。
当初、工事開始は、4月であったが、都合で、7月からとなった。うまくいかないものだ。酷暑の中の作業は過酷だ。だが、職人たちは、キビキビと動く。足場の大きな部材を、1階から上階に次々投げ上げていく。危ないんじゃないかと見ていたが、難なく、進める。プロである。
さて、修繕工事から、人の健康管理が連想される。僕は、もともと、丈夫で健康なのがとりえと思っていたが。年が重なり、この数年キビシイ病に見舞われた。普段、予防のため、検査、をしていたので、早期発見、治療でき、今、普通の生活をしている。
マンション大規模改修工事は、人でいう、健康のための、予防、検査ではないかと思う。建物が、長く健康でいられるために必要なのだな、と。
2024年9月5日 岩下賢治
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