さて、お次はトーちゃんが苗作りから始めたこだわりの品種「玉乙女」です。
「トーちゃん、玉乙女って言うけれど、丸くないお芋も有るよ」とばかりに眺めるマックス。
「な、マックス、乙女にも太いのも、細いのも居るの」
本当はマックスが疑問に思ったのも正解で、本来はこの中の太いものが、
「玉乙女」本来の丸々とした姿かな、なんて思います。
乙女に寄る悪い虫を監視するマックスです。
いや、悪い虫ではなくて、ネズミが来ないか、カラスが来ないかなんて監視しているんです。
「なーんだ、トーちゃん、次は紫?」
マックスは実はムラサキ芋の「パープルスイートロード」はお好みではない。
微妙に甘さが欠ける事を知っていて、積極的には食べないのです。
でも、ソムリエですからね、不味い、好みではない。なんて言ってはいられません(笑)。
ま、ペッ、なんて出さなかったからマックスソムリエの合格点は出たのかな(笑)。
生よりももちろん、焼き芋の方が断然好きなマックスなのです。
でも土日の夕方の、散歩の帰りに農天市場に立ちより「ワンワン早くー」なんて催促するマックスも、
濃い紫色の「ムラサキマサリ」を千切って投げると、「パクッ」と上手に口でキャッチしたのは良いけれど、
次には「ペッ」とばかりに口から出していました。
「ポイ」「パクッ、ペッ」です(大笑)。
「玉乙女」なんて好みで、美味しすぎ、まだ喉の奥に残っているのに、
「ウォン、ウォン」なんて声をくぐもらせて催促し、笑わせます。
今回のさつま芋掘りの時も、実は最後にとっておきの「安納芋」を掘っています。
実は最後に、マックスが離れたところを狙って掘りました。
マックスが「安納芋」の美味しさに目覚め、自分で掘りまくったら大変ですからね。
安納芋も五株ほど掘ってみましたが、一昨年、屋久島で食べたものと形はそっくりに出来ました。
味ですか?これはマックスではなくスベルべ夫婦で試食してみましたが、こりゃもう絶品!
濃い黄色の甘味の強いものに仕上がったようですよ。
ただし、皆様、これは「幻のさつま芋」ですからね(笑)。
と、言うのも数本の種イモからは大量の苗は出来なかったのですよ。
スベルべも今年は販売も、自分で食べることも、グッとこらえ、種イモを沢山確保します。
来年こそは大量の「安納芋」を栽培し、「さつま芋長者」を目指すことにします(大笑)。