秋の空が真っ青に広がった一昨日の午前、チャンスとばかりにさつま芋を掘った。
左の列、紫芋の「パープルスイートロード」など、手伝ったくれたオジサンが驚くほどの出来の良さ。
右の列は先日、畝の半分だけを掘った「玉乙女」の残りです。
全株のさつま芋の大きさが揃うことは中々無い。
このサイズだったら、種イモにも最適かな。そろそろ種イモの準備も頭に入れなくては。
マックスが見守る中、期待の「安納芋」を掘り始める。
マックスの右目に異常が出ているけれど分かりますか。
二週間ほど前に、散歩に出かける際にはしゃぎ過ぎて、小型耕運機にぶつかってしまった。
痛さに驚き、大きく首を振った途端に、今度は傍の軽トラにガツン。
その後、獣医さんに二回連れて行き、点眼薬を貰っているのだけれど、中々完治とは行きません。
期待の「安納芋」は昨年、パート先の女性に種イモとして貰った五個の種イモを、
大切に温床で育てて採った苗から作ったものです。
「安納芋」は種子島の名産として知られ、鹿児島の大隅半島でも栽培されているようです。
別名「蜜芋」とも呼ばれ、糖度は14度と一般的なさつま芋の1.5倍の甘さに相当すると言います。
丁度、昨日見た雑誌で、税込五キロ五千円と出ていましたよ!
でも、説明を見ると「農薬は除草と消毒、害虫駆除のため最小限使う」と有りました。
私の「安納芋」なんて、百パーセント無農薬有機栽培の手作りですよ「エヘン(笑)」。
掘り起こした、「安納芋」と「玉乙女」をムシロの上にブルーシートを広げ慎重に乾燥。
乾燥するのは、種イモが保存中に腐らせないためです。
こうして、小半日乾燥し夕方にはスイカ用の空き段ボール箱に詰めました。
そうですね、正確には数えなかったけれども30個は有ったかな。
冗談半分に「今年は食べるのも売るのも我慢して、種イモに回し、来年はもっと増やす、
そして、大量に作って安納芋長者を目指す」なーんて言っていますよ。
もちろん他の品種、「黄金千貫」や「鳴門金時」なども沢山収穫していますよ。
くどいようですけれども、下の農天市場の周りの畑は水害で壊滅してしまったけれども、
山の畑で栽培したイモ類や野菜は、大雨の影響も少なく、豊作となりました。
見守るマックスは右目の負傷で元気が有りません。
なんだか、尻尾も下がり気味「マックス!尻尾ピン!」の私の声に、
我に返り、しずしずと尻尾を上げるマックスです。
でもね、目の治療のために訪れた獣医さんのご夫妻には、
「十二歳の年齢には見えない身体と動き」とほめられましたよ。
我が子をほめられたかのように嬉しかった、馬鹿な飼い主夫婦でした(笑)。