七月三十日早暁の水害で、屋根まで完全に水没した軽トラには、
私の畑仕事の「バイブル」である「家庭菜園大百科」も載せてあった。
なんとか出来ないかと、軽トラの荷台に乗せた収納ボックスから取り出し、
ゆっくりと陰干しして見たけれども、ぴったりと張り付いてしまって、無理に剥がすと破れてしまう。
なんとか我慢して、前の経験を思い出したりしながら、秋野菜の栽培はやってきた。
でも、衰えつつある頭に、全ての仕事の記憶を復活させるのはまず不可能。
典型的な「儲からない農業」である「多品目少量栽培」の私の畑仕事には、
こんな家庭菜園のバイブルでもあるこの本が欠かせなかったのです。
でも、「神は我を救いたもうた」昨日はピカピカのバイブルが届いたのですよ(笑)。
妻が同級生が出版した小説を手に入れたいと言うので、ネットで調べ、
ついでに、柴田トヨさんの詩集と、そして、この「家庭菜園大百科」も古本として見つけ、
喜び勇んで注文したのでした。
中古品とあった、「家庭菜園大百科」が真っ先に一冊だけで到着したのは昨日です。
中古品と断っていても、中には出版社向けのハガキも入っていて、どうやら返本になった本のようです。
新品同様のこの本、私の「バイブル」の包みを開けて、子供が目当ての玩具を手に入れたように嬉しかった。
もう一冊の「バイブル」である「魚沼の野菜作り」は、家の書架に有って水難は免れました。
この二冊が揃ったならば、経験を重ねつつある私には、正に「鬼に金棒」ですよ(笑)。
今日は一日秋晴れの晴天が続きそうです。
「家庭菜園大百科」を再度紐解き、購入して少し日の経った「イチゴ」と「タマネギ」の苗を植えましょう。
「イチゴ」なんて、今のところ門外不出の品種「弥生姫」二十株ですからね。
来年以降は、ランナーから自分で苗を作り、増やしましょう。
ウフフ、来年は40株そしてその次の年は80株・・・・・。
「獲らぬ狸の皮算用」と笑われようが、私の心は少年の初恋のように高鳴ります(大笑)。
昨日は待望の新車の乗用車も納車になり嬉しい一日でした。
水害の家の被害に合わせ、新車の購入は手痛い出費だけれども、なーに元気で働けたらなんとかなるさ。
昨日は水害以降ではもっとも心の弾む幸せな一日になりました。