畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

さらば友よ

2011-10-10 04:59:06 | オートバイ

 先週の木曜日、友人から携帯電話で別の友人の訃報が届いた。
七月ころ、同じ友人から彼が病を得て先が短い。日帰りで、最後のツーリングをしないかと話が有ったが実現はしなかった。
ツーリング。そうです、同じ会社で働いていたけれど、オートバイを介しての友人だったのです。

 三月にガンが見つかり、すでに手遅れの状態。
七月には腸閉そくを発症し、友人が見舞いに訪ねると、「夢も希望も無くなった」と涙したとか。
辛かったのでしようね、愛妻と結婚したばかりの一人娘を残して逝くことが。


 富士スバルライン、東北十和田八幡平、能登半島と色々なところへツーリングに行きました。
これは一部隠れているけれど「奈良俣」と読めるから、群馬方面へのツーリング。
にこやかに笑顔で、カメラに向かっていました。


 「十和田・八幡平」でのワンショット。「八幡平」付近の展望台でしょう。
温和な性格の彼は、何時も集団のなかほどに位置し、けっして無理な走行はしなかったなー。


 愛車XJ1200を横にした彼が見えます。
これは田沢湖畔の国民宿舎の前の集合写真です。
ここから、一気に400キロ南下して帰宅しました。


 「能登半島」一周の際に一泊した「狼煙」の民宿前の光景です。
この時ではなかったけれど、結構のんびり屋の彼は、タイヤのチェックも十分で無く、
仲間がすり減って危険な状態の彼のタイヤを見て、大騒ぎになった。

 高速を使って帰宅の予定が、一般道でタイヤの様子を見ながら帰宅することになったっけ。
途中で雲行きが怪しくなり、空と、彼の愛車のタイヤを気にしながら走ったのでした。

 一昨日の土曜日がお通夜で、昨日が葬儀。
多忙な「農天市場」の開催日で有ることを理由に、義理を欠いてしまった。
土曜日に友人に香典を託し、仲間で「ツーリング友の会」の花輪も飾らせて頂いた。

 夜も八時を過ぎたころ、通夜に出席した友が香典のお返しを届けに立ち寄ってくれた。
付けられていた「御会葬御礼」の書状を見て悲しさがこみ上げてきた。

 オートバイ、ゴルフ、山歩きを趣味とし、その付き合いによる仲間も多かったとか。

一緒に旅行しよう」と交わした約束を叶えられぬままに旅立ってしまったことが、
悔やまれてなりませんが、心はいつもそばに有ると信じ胸に宿る温かな面影を糧に、
歩んでまいります。

 こんな、切ない心情も吐露されての挨拶状でした。

行年64歳。そうかー、落ち着いた性格から一つ年上だとずっと信じていたけれど、
私とは同い年だったんだなー。
コメント (6)
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