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昨日は表題のパンフレットの工事説明会があった。
中越地震発生から、今年で20年目になるというのに未だに終わらない復旧工事。
復旧、元に戻す工事のはずなのに、いつの間にか工事の表題は「改良」に変化。
改良って、意味が違うでしょう。これは絶対に改良なんて工事内容では無い。
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地震発生時は、大変でした。トンネルの一部が壊れた。
あの頑丈なコンクリートの覆工が崩れ落ちて、通行が不可能になったのでしたから。
応急復旧はなされて、一応交通止めは解除はされた。
しかし、トンネルの内張コンクリートを厚くしたためにトンネル断面が減少したのです。
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そのために新ルートが計画されて、新法線は引かれた。
問題は、計画が出来たのも遅いし、着工後も遅々として工事が進まないことです。
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パンフレットには、丁寧にこんな年譜も付いていました。
平成16年(2004)に発生した中越地震。工事着手は平成30年(2018)です。
壊滅的な被害が発生したのは、旧山古志村地域です。
何10年分もの公共投資がなされたとも比喩されたが、そちらは早期に新トンネルさえ完成している。
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その後平成30年(2018)に着工したというのだが、工事は途中で停止中。
理由を聞くと、新計画のトンネルと、JR上越線のトンネルが土中近くで交差するために補強工事中との説明。
この、説明会にまず疑問を呈して発言したのはスベルベでした。
国道17号線は交通量も多く、長岡方面への自動車による通勤者も多い路線です。
それを、現場に工事が中断している理由を示すことも、プレス発表することもしない。
最後は声を大きく発言した。「これは、まさに政治の貧困、行政の怠慢」だと。
国交省の担当者はぐずぐずと煮え切らない説明ばかり。JRの工事完成が分からない。なんて。
あなたねー、後期の定まらない工事の発注なんて、よほどの応急復旧しかあり得ないよ。
最後は、列席した今後の国政選挙立候補予定の先生が話をされたが、選挙の事前運動になんてされたらたまったものではない。