畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

冬の遊び「カジカ漁」

2020-03-01 04:51:24 | 暮らし

 ここのところ、パートが休みの日は魚野川の堤防を歩く。

体力を落としたくない、春の山菜採りに万全の態勢でという思いから。

 先日もいつも通りに日差しを浴びながら歩いていると魚野川の本流に人影。

そう、冬の風物詩とも言える、「カジカ漁」です。ひとりでは少し寂しいなー。

 

 独りでカジカ漁をする場合は網を水中に入れ、足でカジカの棲み処の石を動かす。

効率でいうならば、「落とし板」と言う道具で、水圧も利用して石を起こすのですがね。

 

 さて、昔の写真です。

雪の合間を縫って魚野川に出掛けたのは若き日のスベルベ夫婦です。

 

 「亭主の好きな赤烏帽子」かな。ま、夫婦そろって好奇心は強い方でしたし。

スベルベママの足元に「唐鍬」が見えますが、これで石を起こそうという考え。

 

 川の様子も今とはずいぶん違っています。

今はこんな風に、「ざら瀬」と言うか、石の目立つ場所は無くなってしまいましたから。

 

 なぜ冬の寒い最中にカジカを狙うかと云うと訳はこれ。

美味しい美味しい「カジカ酒」が目的なのですよ。熱燗に塩焼きのカジカを入れたカジカ酒。

 写真は12年前の「雪中花水祝い」にスベルベが出た時のもの。

寒中の雪の中を歩くため、景気づけに飲んだ酒だけれども、早くもからっぽでしたよ(笑)。


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4 コメント

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Unknown (ミケ)
2020-03-01 20:17:43
川で鰍を捕るのは冬の遊びでしたね。すぐそばにある乳川がその遊び場でした。冬は少し水量が減るので川が二股に分かれている片方を石やら砂利やらで止めて、その止まったほうをバケツを持って鰍拾いです。子供も大人も男女の区別もなく楽しい遊びでした。捕った鰍は食べるほかは白焼きにして後の楽しみにー。子供でしたから鰍酒は記憶にありません。今も鰍が居るのでしょうか。そう言えば「3月鰍」と言っていましたっけ。懐かしいですね。
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ミケ様 (スベルベ)
2020-03-03 04:46:42
 なるほどなるほど、川が二股に分かれていたら、片方の水流は止めやすいですからねー。
鰍を拾うなんて、最高に面白い遊びだったでしょう。
三月ころからだったでしょうか、もう少し後だったでしょうか産卵期になります。
すると、石の下にハタハタの卵塊のような大粒の卵が産みつけられます。
あれだけ、卵が大きいという事は粒の絶対数は少ないでしょうから、乱獲したらたちまち減ってしまうでしょう。
そうそう、やったことは無いけれど、その卵塊を餌にすると大きな鮠が釣れたそうです。
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Unknown (ミケ)
2020-03-04 20:44:48
鰍の卵、知ってます!粒も大きいし量も多かったような、それに卵の番をしているのは♂の鰍だとか。弟じゃないけどその♂鰍も捕って卵も捕る、ほんとに人間は油断も隙もないですね。
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ミケ様 (スベルベ)
2020-03-05 05:10:26
 川にも海に劣らず色々な魚類が棲んでいますが、カジカなど変わった存在ですよね。
堤防を散歩していると、珍しくカジカ用の「ツヅ」を仕掛けている人がいるように見えました。
石で川の一部の水流を変えて、「ツヅ」にカジカが入るように誘導するのです。
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