先日、岩手の友人から荷物が届きました。
美味しくて、重宝させていただいているモチ米に加えて、平飼いの新鮮な鶏卵まで。
大農家であり、飼育している鶏にはクズ米や野菜くずが与えられている。
大規模養鶏のケージ飼育と違い、平飼いされている鶏卵はストレスが無いのか美味しさが違う。
なんと言っても、ここは卵かけご飯ですね。
世の中ではこれを「TKG」なんて呼ぶ向きも。頭文字の羅列ですね。
同じような飼育方法の新潟市の宮尾さんの「みやたま」も同じ飼育方法。
不思議と、黄身の色が薄いけれども、これが自然な色なんですね。餌に色素を添加し色を濃くする向きもあるとか。
宮尾さん宅にお邪魔して、昼食まで頂いたことがあったけれどその時学んだ方法。
熱々のご飯に、直接卵を割り入れて、醤油を垂らしてかき混ぜるのです。
これがもう、本当にめちゃくちゃ美味しい。鶏卵の持つ本来の美味しさですね。
ご存じでしょうが、アメリカでは州によっては生卵を食べることを法律で禁止している。
もちろん、卵かけご飯「TKG」のみで食べきれる量ではありません。
もったいないような気もしたけれど、茹で卵も試してみると、クリーミーな気味の味に驚きました。
「アメリカでは州によっては生卵を食べることを法律で禁止している。」は初めて知りました。
我が家の奥様が「生卵を食べない」のは偶然ではないかもしれません。
良いたまごをたくさん頂いてよかったですね。
TKGですね。子供の頃は毎朝食べていました。鶏小屋で鶏を飼って居て家で食べる分は賄っていましたね。TKGの後はふりかけが出てふりかけご飯になりましたが今ははいろいろなふりかけやら佃煮やらが出ていてずっとお世話になっています。
昔はどこかお見舞いに行くことがあると決まったように新聞紙に卵を包んでいきました。
卵の黄身の色は餌で変えられるとかで橙色に近いのがあったりして、やっぱり自然な色がいいですね。昔の鶏は庭に放されたりして犬や猫にも負けず私も追っかけられて逃げたことがあります。卵はどこかに産んで隠してあるので集めて歩いたりしていました。夜は高い木の枝にとまって寝たりしていましたね。野生的だったから卵もおいしかったのかもー。
イタチとの格闘や、餌やりの御苦労を思うと、つい頭を垂れていただく気持ちになります。
もちろん、舌鼓という感じで飽きの来ない素朴でかつ濃厚な味わい。
何回も何日も続けて、TKG卵かけご飯を頂くことになりましたよ。
娘たちにも分けて、進呈しました。我が家の関係者は全員が口福にあずかりました。
でも、わずかな卵も近所の方にお分けして現金化していました。
贅沢に毎日口に入るような食べ物ではなかったのですね。
その、食い物の恨みでもないけれど、こうして毎日のように食べられる幸せも噛みしめています。
今でもスベルベママは、ポツンと「トーチャンの卵焼きが食べたい」なんて言います。
やはり、手前みそ気味でも家族の中でもスベルベジーさんの卵焼きは評判。
そりゃそうですよね、丁寧に付ききりで焼くから外はカリッで中はふわふわなんですよ。