山菜の「ミズナ」が食べたくなり、久しぶりで川の源流部を訪れた。
一昨年亡くなったマックスが大好きな場所で、良く連れて行ったものです。
この辺りで言うところの「青ミズナ」は「ヤマトキホコリ」が本当の名前。
中々の希少品で、先日山古志を訪れた際は、客の一人が長岡では小さな一束が800円だったと言っていた。
強く引っ張ると根まで抜けてしまうので、右手の親指と人差し指の爪で摘んで取ります。
大きくなったら皮を剥いて食べますが、この程度の大きさだったら柔らかく、全部そのままで食べられる。
周りから木が覆いかぶさり、薄暗い小さな沢でスベルべママは怖くて入れないと言う。
マックスはこの沢が大好きで、急斜面に登りへばりついて、大きな石を探していたものです。
スベルべ以外はほとんど人は入りませんね。いわばスベルべ専用の「ミズナ」畑でした。
でも、6年前の「新潟福島豪雨」で沢が荒れてしまい、ずいぶん減ってはしまいましたが。
この山菜「ミズナ」は食べ方を知らないと、ただの雑草です。
少し茹でただけでは、硬くて筋っぽいのだけれど、ある時間を経過すると、すっと柔らかくなる。
すると歯切れの良い、癖のない素晴らしいお浸しが出来上がる。
先日の「父の日」の夕食で紹介したけれど、これと「塩皮クジラ」の味噌汁なんて抜群の相性。
でもねー、あの牧畜王国の手先のような「グリーンピース」の妨害工作などで捕れなくなってしまっている。
CW、ニコルさんも主張してくれているように鯨食は日本の食文化でもあります。
もともと温厚な農耕民族でもある大和民族が命がけで守って来た文化でもあります。
血をいとわない狩猟民族の末裔に、とやかく言われる筋合いは無いと思うんですけれどもねー。