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朝食中にふと、表が気になりカーテンを開けると霧の海。
スベルベママを誘い、朝食の後片付けも後回しにしてカメラを取り出して展望台へ。
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思いつくのが遅すぎました。太陽はすでに昇りきっていました。
それでも、この日の霧は絶えず、そして流れ去ることも無く漂っている。
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我が家は、もう少しというところで見えない。手前の尾根に隠れてしまう。
我が家からは自動車で10~15分で行くことができる、絶好のポイントです。
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この日も2組の撮影者が先着していました。
どこから来たのかと問うと、なんと新潟市から3時に起きて駆け付けたという。
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展望台のすぐ下の沢からも霧は湧き出てきます。
この沢も直下まで水田になっていました。今は養鯉池となり光が反射します。
前にも紹介したと思いますが、この展望台は「牛ヶ首展望台」と言います。
転落防止に作られたのでしょう。きれいにコンクリートで固められ、柵までできています。
ここから、左手の沢沿いに下ると、牛ヶ首集落がありました。
今も家は残っているけれど、集団離村で定住者は居なくなったしまったのです。
この牛ヶ首とこの道をもう少し行った木沢集落は、水田はすべて家よりも低い沢でした。
厳しい環境でしたが、20年前の中越地震を契機に、人口減に歯止めがかからないそうです。
一面の霧の海で何と幻想的なこと! 遠くから見に行く価値はありますね。スベルべさんは外の気配でソレっと行かれるのですから近くでいいですね。この時期は濃霧が出ることがあって昔田舎に行く途中で碓氷峠のあたりは全く前方の景色が見えないこともありました。急に対向車のライトが現れるという感じです。田舎ではその濃霧がずっとお昼過ぎまで晴れないこともありました。こんなに水分が溜まっているなんてと驚きました。天空の城ラピュタなんて言われるところもありますからみんなが観に行くのでしょうね。霧見物ですね。太陽が出ると霧も晴れて帰りはついでに何か採って帰られるのでしょうか。
ここ、牛ヶ首の展望台には、この時時間を計ったら10分でしたよ。
思い付きで、駆け付けられる良い景色のポイントが近くにあるなんて、幸せな魚沼です。
晴れが続いても、霧でぬれた野菜が元気に育つなんてこれも嬉しいですね。
天空の城は竹田城でしたかね。あんな風景にもあこがれるし、物見高い人は多い。
先日の枝折峠の滝雲など、多数の県外車ナンバーが多くて驚きました。
ねっと社会で、情報はあっという間に駆け巡るようです。