山の畑から採って来た大根を「農天市場」で洗います。
百姓精神で、山の畑の優れた土は勿体ないのだけれど、山で洗うには水がありませんから。
土を洗い流すと、眩しいほど綺麗な白色になる。
「大根足」と、人間の足を蔑んで言う言葉も有るけれど、美しい足の形容詞と言う説もまた有ります。
すらりと伸び、美味しそうです。
この大根の名称は「英才」で、肉質がち密です入りしにくく、煮ると独特の柔らかさになる。
おっ、今年大発生し頭を悩まされた「ダイコンサルハムシ」が潜んでいました。
この成虫と、幼虫とに大暴れされ今年の秋野菜は全滅状態になり苦労させられたのです。
塩鮭のアラと煮て「大根のアラ煮」を作りたかったけれど、スーパーで探したが塩鮭のアラは見つからない。
最近は塩鮭そのものは切り身などで必ず売られているけれど、頭を始めとするアラはとんと見かけない。
鮭、しかも塩鮭のアラなど食べる人は居なくなったのでしょうか。
仕方なく、鶏手羽を買ってきて「英才」と一緒に煮ました。今シーズンおでんはまだ一回のみ。
おでんに仕上げると、とろける様な美味しさになりますから、またリクエストすることにしましょうか。
どこかの人が「こんなの誰にもやらないよ」とお楽しみなんじゃないかな。
ずるい~~~~!
英才という名の大根は初めて聞きました。洗ったら真っ白でほんとにおいしそう~。きれいな脚ですー。私はおおくら大根と沢庵漬け用にねずみ大根を作っています。
先日、長岡の『LIS』という店に行ってきました。
そこには洋服の作家さんが自分の洋服を展示していて、母が前から見に行きたいと思っていた場所でした。行ってみると自然食の店でその一角に前述の洋服が展示されていました。
そこで共同出店しているという『たつまき堂』の店主さんと初めて会って、サツマイモが好きで自分の店で売ってみたいという事で僕のサツマイモを後日を送りました。初めて会った際色々お話をしたのですが長岡のシェフの紹介で農天市場へ野菜を買いに行った事があるそうです。
良い出会いをしました。
まさか、食通が多いと言う海の向こうの人が買い占めているとも思えないし・・・。
ささやかな、庶民の楽しみが奪われたって気持ち。
昔は一個98円で買えたものでしたが、有っても値段も上がっちゃいましたよ。
そうかー、塩鮭の頭も季節ものなのですかねー。
「英才」はトーホクと言う種苗会社の種だったと思います。
他の種苗会社でもそのものずばりのネーミング「おでん大根」なんて種類も。
話は変わりますが最もポピュラーな青首大根「耐病総太り」はパテントが切れ、各社が一斉に作り出したとか。
そのために同じ名前でも、微妙に違う大根になっているようですよ。
今年は大根を数回に分けてたくさん蒔いています。
最後に蒔いた大根なんて、まだ太さが5センチにも満たない大きさですよ。
「たつまき堂」さんとは、スズキチさん主催のイベントで御一緒させて頂いたのが縁でした。
農天市場を閉め、どれほど楽ができるかと思ったら、家内の手が借りられない事も有り大忙し。
でも、農天市場のご縁で昨日も長岡のお客さんが直接お越しくださいましたよ。
16日は子育てママさんのグループが5人で野菜を買いにお越しくださる予定。
5人プラスお子さんですから、賑やかで農天市場よりも商売繁盛の気分です(笑)。