(雪が消えると、農道わきにカタクリのお花畑が出現します)
守りたい新潟の自然
(身勝手すぎるカタクリ乱掘)と改題され掲載
春の連休が始まった。毎年この連休を山菜取りと、畑仕事で有効に過ごしている。
しかし近年は、この連休が、嫌な時期にもなってしまう。
それは、この豊な自然に恵まれた魚沼の地に押しかけて来る不心得者とのトラブルである。
先日も、山の畑に行く農道でスコップを持った人達が、関東ナンバーの車から降りるところに遭遇した。
不審には思い畑の帰りに見ると、男女四人がカタクリの群生地で、花の最盛期のカタクリを掘っている。
注意をすると「 採ってはだめなのか、この辺りでは採っても何も言われないと聞いて来た」との答え。
その後の問答で、カタクリは、実生で開花まで五年かかるとか、かなりの知識を持っている事さえ分った。
四人ともやっと持つほど採っていて、単に自分の楽しみとも思えない量です。
私の言葉で止め、すぐ帰りますと言う。
遠くから来たのだから花と、風景を楽しんだらどうですかの言葉にも、そそくさと立ち去ってしまった。
この地域ではレンゲツツジの鮮やかな色も見る事さえ出来なくなってしまった。
まだ残る、魚沼の自然を守りたい、後世に残したいとの気持ちは強いが良い案は思い浮かばない。
(やはり野に置けレンゲソウの言葉もあります。自然の美しさは自然の中で見てこそでしょう)