(翔んで来た大きな群れが一瞬に川に潜り見えなくなった。そして再び姿を見せたのは・・・)
カワウ100羽圧巻の捕食シーン
少し前の朝の事。犬の散歩で魚野川の堤防に上がると、100羽にも及ぶと思われるカワウの飛来が見られました。
カワウたちは水上で憩いもせず、次々と目の前の川の中に潜水。
「あの大群は幻だったのか」と思わせるように見えなくなったのです。
しかし、10秒前後たつと、次々と川の中から顔を出しました。
そして、半数近くのカワウは水上で羽ばたきながら、こちらに向かってきました。
水中と、水上で魚をこちらの浅瀬に追い込む作戦のようでした。
こんな作戦が整然と行われることに戦慄さえ感じました。
最近、アユ釣りで有名だった魚野川の鮎が減っていることが話題になっていますが、
これも原因の一つなのでしょう。
カワウたちも少し前には絶滅危惧種だったと言うから驚きです。
でも、保護によって増え過ぎ、今では害鳥まがいの呼び方をされています。
同様に、トキも昔から魚沼地方の「鳥追い歌」の中では「ドウの鳥」と呼ばれ、
これは田を荒らす害鳥としての名残です。
カワウもトキも人間の勝手な行動で絶滅、または少数にされました。
そして、トキは大きな費用をかけて人工繁殖し、放鳥さえ行われていますが、彼等にとっては迷惑かも知れません。
カワウの朝食の光景を見て考えさせられる朝でした。
(もう何年も前の投稿でした。そのころ飼っていたイヌのマックスとの散歩の途中での事でした。)