畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

1月下旬の遊歩道(その4)

2020-02-02 05:00:16 | 登山

 折り返して再び「御嶽山」の石碑の場所に到着。

この石碑の由来について書かれた文章を父の残した老人会の会報『年輪』で見つけました。

「御嶽山の大石碑、昭和八年建てたりと有り、どうしてこの碑をあげたのか、苦労が今も思われる」

この大きな石碑は百数十貫(四百K)の目方がありこれを登山道の入口迄は出来たが、

サテこの石を山頂迄運ぶことは当時としては中々大変なことであった。

 堀之内区民多数の奉仕活動に依り三月末の雪の降り止まりの頃前日から雪の運搬道を開さくにかかり、

山険しくてナダレの多発地点を点検整備して南面の沢奥に斜めの雪道をつくり大型の山ゾリに石碑を縛着積載し、

黒山の様な多くの人々が引き綱とあと押しの大行列で、ヨイショヨイショと押し進む壮観は、

今でもはっきりとまぶたに残っておる。

 

 向こうに白く光る山は「守門岳」です。

日本一と言われる「大雪庇」で知られる山ですが今年は雪庇は出来ないかも知れませんね。

 

 例年ならば真っ白に光り輝く「権現堂山」もご覧のとおり。

初冬のような風景に見えます。左、下権現堂より右手の少し雪が多い山が上権現堂山です。

 

 さて、こちらは安芸のような風景のブナ林。

スベルベママの右手には遊歩道の入口に供えられているスキーのストックです。

 

 山の友人たちが丁寧に手入れした登山道はスリップしないように階段が作られている。

雪が積もっているときでも彼らは、スノーダンプ持参で整備してくれていますから頭が下がります。

        (続く)

コメント (4)
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