夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「アンストッパブル」(2010年 アメリカ映画)

2015-01-16 14:00:01 | 映画
アンストッパブル [DVD]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



2001年5月15日にアメリカのオハイオ州で起きた事件をもとに作られた映画です
CSX8888号暴走事故 もしくはクレイジーエイツ事故と呼ばれるSD40-2型機関車と47両の貨車が機関士不在で走行し 別の機関車が後部連結することにより停車した
負傷者1名 死者は0
日本のテレビ番組でも取り上げられました


監督トニー・スコット

俳優のデンゼル・ワシントンとトニー・スコットが組んだ最後の映画でもあります


どうもサボリ癖があるらしい太っちょのデユーイ(イーサン・サプリー)は 早く仕事するように言われて不満顔 やる気なさそうに機関車を動かし始めます
とキリース(T.J.ミラー)がエアブレーキのホースがちぎれていることに気付いて注意しますが
「動かしてからつなげればいい」とデユーイ
しかも車線切り替えに機関車から降りてきます

その間に機関車は加速して 動き  デユーイは追いつこうとしてこけてー乗れませんでした

機関車は運転士がいないまま走行

事件は始まります


妻ダーシーともめていて 弁護士も立てているウイル・コルソン(クリス・パイン)は車掌になって四か月

一緒に乗ることになっているフランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)は1981年11月30日から28年の経験あるベテラン

フランクと一緒にいたジャド・スチュワート(デヴィッド・ウオーショフスキー)は 若造ウイルにいい気持をもっておりません
それというのも会社がベテランはどんどんクビにして経験ない若い人間を使うことに反感を抱いているからです

そして若いウイルは自分たちが何かしたわけでもないのにー老人ホームと言うのです

そんな新米にフランクもー若い奴に何ができるものかーと感じています

フランク「一つだけは守れ 適当にやるな わかったな わからないことは俺に訊け  」
運転手は車掌に従うが 自分の経験をきちんと使えよー利用しろーってなわけで これはある種の親切なのですが
若いウイルにはそれがわからず反発します

ですから二人の雰囲気は最悪

二人きりですから だんだん話して互いの身の上がわかってくるうちに共感めいたものも生まれてくるのですが

フランクの妻は四年前に癌で病死しました それから19歳のニコルと18歳のマヤとの3人暮らし

この日はニコルの誕生日でした
うっかりしていたことに気付き電話をかけるフランクですが ニコルは怒って最初は電話に出ません

ウイルは仕事で裁判所に行けなかった為に 息子に会える日が30日延びました
その連絡を受けて気もそぞろで仕事でミス連発
機関車を前後を逆に回してみたり 車両を多く連結してみたり
フランクは呆れています


一方 無人で機関車が走っていると報告を受けた操車場長のコニー・フーパー(ロザリオ・ドーソン)は本社に連絡し解決を図りますが 上司のガルヴィン(ケヴィン・ダン)が無能のアホです

ガルヴィンの立てる作戦はことごとく失敗

ヘリから運転士を暴走車に乗り移らせようとして ただ怪我させただけに終わります

鉄道安全教室で150人の子供たちが乗る列車に暴走車が衝突しそうになるから線路の切り替えでさけたり

その鉄道安全教室で子供たちに接する為に来ていた連邦鉄道局の職員のスコット・ワーナー(ケヴィン・コリガン)は博識で様々なことに詳しくコニーの力になります

ガルヴィンの作戦のために フランクの長年の友のジャドは 暴走車の前に回り込み 停車させようとして乗る機関車が脱線転覆炎上して亡くなります

人口752000のスタントンの街の手前には線路が大きなカーブになっているところがあり 120キロのままの速度でつっこんでは大事故・大惨事は免れず避難も始まっています


フランクは自分が乗車する機関車の運ぶ車両を切り離して 暴走車の後ろからの連結を考えつき 乗用車でならバック運転で追いかけます

自分も一緒に行くのかーとこのn後に及んで言うウイルですが スタントンの街 家族の暮らす街への被害ー 自分の息子 それでも愛する妻 そこに思い至り フランクと行動を共にします


またコニーに言われて一度は暴走車に追い付けなかったものの溶接工でコニーの信頼厚いネッド(リュー・テンプル)も自動車で暴走車を追い続けていました

通信士のバニー(ケヴィン・チャップマン)も多くの命がかかっているから必死です

大物ぶっているガルヴィンは相変わらず邪魔なだけのアホですが

覚悟を決めたフランクは事体は伝えず ただ娘のニコルに愛してるーとだけ電話で話します

一緒に店で働いているニコルとマヤはテレビの報道 実況中継でフランクがしようとしていることを知ります

またフランクはウイルにも きちんと妻のダーシーへ電話するようにすすめますが ウイルは妻はこの時間なら寝ているとー

そしてこの騒ぎの中 本当に寝ていたダーシーは案じてきた身内に起こされてテレビを観て ウイルがやろうとしていることを知るのです


暴走車の貨物車とフランク運転の機関車を連結しようとしてウイルは足を負傷します
その様子はテレビのヘリが中継
ヘリの音 邪魔ーと思うのですけどね(笑)

そこまで行ってるなら 何かできないかな~~~と

暴走車の力が強すぎて フランクの運転する機関車のブレーキも効果が出ません

スコットの助言も試すフランクですが
ブレーキが焼けてくるのです

大曲がりは近く フランクは運転席をウイルに任せて 自分は貨物車の上を走って 次から次に貨物車両のブレーキを回してかけていくのですが
暴走車の機関車へは距離があり飛び移れません


その時 暴走車の横を並走するネッドの車が 
コニー「奇跡だわ!」

ウイルはネッドが運転する車の荷台へ飛び乗り また暴走する機関車の運転席へ飛び移って(足を怪我しているのにね)ブレーキをかけるのです

やった~~~とガッツポーズのフランク

フランクの二人の娘たちも ウイルの妻と息子も

コニー スコット 通信士

テレビを観る人々も笑顔

テレビは「この二人の英雄がー」と


テレビを見る人々は フランクもウイルも失敗して死んでしまうのではないかとも案じていました


大惨事は免れました
二人のおかげで


駆け付けてきたニコルとマヤ
ウイルの妻ダーシーと息子と

そしてコニー「先にどっちにお礼のキスをしたら」
フランクが即決「自分に」と

インタビューに得意顔で話しているネッド

「43号機 通信終わり」テレビ中継らしい声と共に一旦画面は真っ黒になり
そして
その後のこと


フランクは 出世後 円満退社



ウイルは 第二子が誕生予定(つまり奥さんと仲直りしたってこと 良かったですね)




コニー・クーパー 列車運行部長に就任(昇進 おめでとう!)




そして暴走車に飛び乗ろうとして怪我したライアン・スコットは無事回復




ガルヴィン部長はクビ (ま 当然でしょう・笑)




で 機関車が無人走行する原因つくったデユーイは 何故かフアーストフード業界へ
ええ? 何か罰則は~~~~~~


さてフランクはガルヴィンの命令をきかずに「クビだ」と言われる場面があります
すると もう「なってる 72日前に90日後の早期退職」と言われており18日後には退職せざるを得ないのだと

これを聞いた時のウイルの複雑な表情

こんなに(仕事が)できる人をーと


また「ウイルは変わった」と認めてからのフランクの言葉 ウイルが暴走車の貨物車を連結に行く時には
「ああ そのベストは脱いでいけ いかにも新人のベストで 目に入ると不安になる」

お前はもう新人じゃないぞーとフランクがウイルを一人前と認めたような


最初こいつは使えないなーそんな様子だったウイルが 後半 どんどんいい男に見えてくるのも不思議です



この映画は監督のトニー・スコットの遺作でもあります

Wikipedeaからのコピーですが トニー・スコットさんについて↓

プロフィール[編集]

3人兄弟の末っ子として生まれる。兄の1人は、映画監督のリドリー・スコット。細かいカットの切り返しや大仰ともいえる映像装飾が特徴。

ロンドン王立美術大学で学び、画家として生計を立てていたが、1970年代に兄のリドリーのCM制作会社に入り、CMディレクターとして数多くのコマーシャルを手がけた。

1983年の『ハンガー』(The Hunger ) で長編映画監督デビュー。兄の後を追って、活動の拠点をアメリカに移す。1986年の『トップガン』(主演:トム・クルーズ)の大ヒットにより、メジャー映画監督の一人になった。

2012年8月19日、カリフォルニア州サンペドロのヴィンセント・トーマス橋(英語版)から飛び降りて死亡[1]。68歳没。遺書が見つかっており、自殺とみられる。 体内から少量の抗うつ剤と睡眠薬を検出したが、特別な病気は患っていなかった[2]。

私生活[編集]

妻の Donna との間に、Max と Frank という双子の息子がいる[3]。

主な監督作品[編集]

映画[編集]
ハンガー The Hunger (1983年)
トップガン Top Gun (1986)
ビバリーヒルズ・コップ2 Beverly Hills Cop II (1987年)
リベンジ Revenge (1990年)
デイズ・オブ・サンダー Days of Thunder (1990年)
ラスト・ボーイスカウト The Last Boy Scout (1991年)
トゥルー・ロマンス True Romance (1993年)
クリムゾン・タイド Crimson Tide (1995年)
ザ・ファン The Fan (1996年)
エネミー・オブ・アメリカ Enemy of the State (1998年)
スパイ・ゲーム Spy Game (2001年)
マイ・ボディガード Man on Fire (2004年)
ドミノ Domino (2005年)
デジャヴ Déjà Vu (2006年)
サブウェイ123 激突 The Taking of Pelham 1 2 3 (2009年)
アンストッパブル Unstoppable (2010年)

ミュージックビデオ[編集]
デンジャー・ゾーン "Danger Zone" - ケニー・ロギンス(1986年)
ワン・モア・トライ "One More Try" - ジョージ・マイケル(1988年)

コマーシャル[編集]
DIM Underwear(1979年)
バークレー銀行(2000年)
テレコム・イタリア (2000年) マーロン・ブランドとウディ・アレンが出演。
アメリカ陸軍(2002年)
マールボロ(2003年)


いや 私 結構 好きな映画が多いので その「死」は本当に惜しまれます

この映画もセリフの一つ一つ 細かなやりとりも「いいな」と思うところが多かったので 
勿体ないなと

フランクの娘役の二人 どちらも美人さん

ホームドラマでもあるなあと

こんないい映画がつくれる監督さんなのにね




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2 コメント

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兄弟監督 (まっき~)
2015-01-16 23:20:54
兄リドリーがアート志向ゆえ、社会的評価は兄のほうが上でしたが、
何度観ても楽しめる『ビバリーヒルズコップ2』とか、『アンストッパブル』もさすがのスケールだし、こういうエンタメの才能は弟のほうが優れていたように思います。

いちばん好きなのは、『クリムゾン・タイド』ですかね。
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まっき~様有難うございます (夢見)
2015-01-17 00:05:12
「クリムゾン・タイド」

こちらにもデンゼル♪

ジーン・ハックマンにヴィゴ・モーテンセン

出ている俳優さんもいいですね


全部が全部ではないけれど映画の「嬉しくなる終わり方」を知っている監督さんだった 
ーそんな気がします
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