女性外交官・ロシア特命担当 SARA | |
麻生 幾 | |
幻冬舎 |
本の帯から
{私は、夫の本当の姿を知っていたのだろうかー
ロシア・ウラジオストクで外交官の夫が突然、姿を消した。同じく外交官である妻・雪村紗羅(SARA)は、単身現地に乗り込み、
必死に夫を捜し続けるが、いくつもの謎に行く手を阻まれ・・・・・。
次第に、「銀色の闇」に隠された大いなる陰謀に巻き込まれていくー
日本とロシア、中国、そして北朝鮮。
綿密な取材に基づいて、国家の思惑と外交官の本質を暴く!
書下ろし傑作インテリジェンス・ミステリー}
{たとえ 知るべきではない真実があったとしても、私はすべてを受け入れる
凍てつくロシアを舞台に、極限状態に置かれた人間の業が交錯していくー
麻生幾が壮大なスケールで描く、外交官の策謀と矜持!!}
空メールのあと 夫からの連絡は途絶えた
ロシアに着いた沙羅は 何をしようとしても壁にぶち当たるような思いをさせられる
しかも何者かに尾行されることもあった
夫は自分を裏切っていたのだろうか
どうして夫は姿を消したのか
生きているのか 死んでいるのか
不安と闘いながら夫の行方を捜す沙羅だがー
彼女を日本へ帰そうという動きもありー
やがて沙羅は夫のしていたことを知る
ー誰も信じてはいけないー
そう忠告してくれた人間すらー
沙羅は夫の死も受け止める
強く生きて行く
厚い本です
読了までに体力も必要?!です