万能鑑定士Qの事件簿 V 「万能鑑定士Q」シリーズ (角川文庫) | |
松岡 圭祐 | |
KADOKAWA / 角川書店 |
作中より凜田莉子の外見に関する描写
ーゆるいウェーブのロングヘアに縁取られた小顔には、猫のように大きくつぶらな瞳と高い鼻、薄い唇がそつなくおさまっていた。
年齢相応の若さや瑞々しさは備えていても、可愛いというより綺麗という形容が当てはまる美人顔で、総じてクールで個性的だった。-
そうして凜田莉子はある著名な美術館にて有名すぎる絵画について真贋を見破っているのだが
その真贋をもし看破できる人間がいたとしたらーこういう人間だろうと 作中人物が話している
「-きっと天使のように純粋な心の持ち主で、女神のごとき美の理解者にちがいない。ー」
莉子の同郷の青年が莉子と恩師を泊めてくれることになるパリ
だが青年の勤務中にその店で客が苦しみだす
恩師の片恋
犯人捜し
莉子が見極めた犯人はー
自分の考えが絶対に正しいと狭い正義感からのーそれが動機で動く人間は中々に厄介だ
自分は正しいという思い込みで 間違った手段すら正しいことのためならいいのだと思い込む
それによって生活が破壊される人間達のことは考えられない
自分だけが正しい
そして広い視野で物事を捕えられなくなる
それは結局自身をも縛るのだが
莉子により犯人は何かに気付く
その犯人のこれから やりなおせることも莉子は願う
今回はフランスが舞台なので小笠原君は少ししか出てきません
日本でお留守番をしています