BSプレミアムやBS12などで古~~~い映画を割と観ています
先日「ボルサリーノ」の放送がありました
アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの共演が懐かしくて
どちらもとても人気があった頃に制作された映画です
舞台は1930年頃のマルセイユ
出所したロッコ・シフレディ〈アラン・ドロン〉が恋人だったローラを捜すと
彼女は新しい男と一緒にいた
その男フランソワ・カペラ〈ジャン・ポール・ベルモンド〉と殴り合ううちに意気投合する
そして彼らはマルセイユの裏社会を取り仕切る男たちとの争いに勝ってー
しかし頭は二ついらないーとばかりに カペラは言う
マルセイユを出てイタリアへ行く ローラと一緒に
シフレディが自分の方が出ていくと言って コイントスでどちらが出ていくか決めることに
シフレディが表と言い カペラがポケットから出したコインを投げると 表
しかしそれはいかさま
シフレディはそれを知っていて
それでも出ていくカペラを見送り
カペラは外へ
響く銃声
カペラが撃たれて言う「俺のツキはイカサマだった」
カペラの遺体を抱くシフレディ
ーロッコ・シフレディの行方は誰も知らないー
そうテロップが入り映画は終わる
軽快な音楽とジャン・ポール・ベルモンドの持つ陽の個性が映画に明るさと洒落た感じを与えている
アラン・ドロンという俳優は死ぬ役が多い人だったので
「ボルサリーノ2」も制作されましたが これは・・・ジャン・ポール・ベルモンドが出演しておらず アラン・ドロンによる復讐譚なので・・・些か重い話になっています
この映画の感想あるサイトさん↓
映画『ボルサリーノ』あらすじ・ネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は? | MIHOシネマ (mihocinema.com)
ボルサリーノ|考察・キャスト・あらすじ(ネタバレ)・映画予告編動画 (abelcane.com)
映画「ボルサリーノ」感想 | リタイアライフのつぶやき (ameblo.jp)
BS12にて「大菩薩峠」市川雷蔵さん主演の三部作を一挙放送というのを観ました
「大菩薩峠」〈1960年〉
「大菩薩峠 竜神編」〈1960年〉
「大菩薩峠 完結編」〈1961年〉
「大菩薩峠」は中里介山著の未完の小説が原作で 過去にも大河内伝次郎さんや片岡千恵蔵さん主演で映画化されております
学生時代 見つけて読んだことがありますが
小説はその長さゆえに破綻もあり
机龍之介の狂気が印象に残る物語でした
市川雷蔵さんが演じた机龍之介は 優しく静かでむしろ理性的な人物と 人を殺さずにいられない狂気が同居していて 魔がついたかのようにおさえきれず人を殺してしまう自分の性〈さが〉
女を犯す無頼
魔に魅入られたかのように 蛾が灯に寄っていくように 机龍之介に近づく女たち
この机龍之介に兄を斬られ 仇と追いかける宇津木兵馬に本郷功次郎さん
原作が未完ゆえ筋にも苦慮したのではと思えるのですが
自分が殺した人間たちの亡霊〈特に斬り殺したおはま〉に悩まされながら 嵐の中
居る離れごと流されていく机龍之介
彼は流されて沈んだか それとも?!
生死は不明のまま 映画は終わります
これまでも崖から落ちようと 生きていた机龍之介
中里介山さんは 机龍之介をどうしたかったのでしょうか
「大菩薩峠」について情報あるサイトさん↓
大菩薩峠 (1960年の映画) - Wikipedia
大菩薩峠 竜神の巻 - Wikipedia
大菩薩峠 完結篇 (1961年の映画) - Wikipedia
大菩薩峠 (raizofan.net)